ことし1月に文化庁長官に就任した河合隼雄氏は、京大卒業後、高校の教壇に立つものの教育問題を契機に心理学を志し、京大大学院、ユング研究所、京大教授、国際日本文化研究センター所長を歴任した異色の経歴を持つ。心をキーワードに独特の視点で文化や家族、教育問題などをわかりやすくひもとく河合氏の著作にファンも多い。
サンフロント2懇話会特集「風は東から」では、先月8日に開かれたサンフロント2懇話会全体会での河合氏の講演を紹介し、グローバリゼーションの進展により明らかになる日本の文化の特徴と、我が国が抱える家族の問題、そしてモノの豊かな時代にこそ必要な心の工夫について考える。
サンフロント21懇話会第8回全体会
記念講演「グローバリゼーションと日本の文化」
文化庁長官 河合隼雄氏
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