■市民の健康づくりへの取り組み
(1)茨城県大洋村 「高齢者の健康づくりモデル地域」
茨城県の南東部に位置し、鹿島灘に面する人口約1万人の村。筑波大学などの研究機関と連携し、高齢者の生活機能の維持・向上のための運動プログラムを開発、「健康寿命」の延長と医療費負担の軽減を目指している。
健康づくりの拠点施設「とっぷさんて大洋」では、運動習慣確立のための啓蒙・実践事業の展開や、老化防止のための事前予防的健康増進、健康的・自立的な生活の支援事業などを行っている。
(2)愛知県高浜市 「『オンリー・ワン』をめざす健康・福祉先進都市」
人口約4万人。高齢者福祉、健康関連の先進的な施策を推進している。
健康・福祉・生涯学習サービスの拠点となる「高浜市いきいき広場」は駅に直結したビルの二階にあり、日本福祉大学に運営を委託。福祉のワンストップ相談窓口、市民サービス窓口、介護・福祉機器ショールーム、フィットネススタジオなど、福祉と健康づくり、生涯学習の総合的なサービス提供をしている。
さらに、託老所の設置など、高齢者の生き甲斐づくりにも積極的に取り組んでいる。
■健康・ウエルネスをテーマにした都市
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加古川ウエルネスパーク 霧の谷 |
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(1)兵庫県加古川市 「豊かな自然を生かしたウエルネスな環境づくり」
播磨灘に面した京阪神のベッドタウン。人口26万6千人。市の中央部を流れる清流・加古川と緑豊かな自然を生かし、市民が生き生きと暮らすためのウエルネス事業を積極的に推進。平成九年にオープンした「加古川ウエルネスパーク」は、同市のウエルネス理論を具現化したもの。ウエルネスセンター棟、音楽ホール棟、図書館をはじめ、ラベンダーの丘、ピクニック原っぱなど、豊かな自然の中で快く過ごせるウエルネス空間が広がっている。
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