4年後に迫った静岡空港の開港で、空路という新しいルートが拓(ひら)ける静岡県。国内4路線、主にアジアを中心とした海外9路線が予定され、交流人口の拡大が期待されている。空路への関心が高まる中、伊豆にコミューター空港を開設し、静岡空港と結ぶことで新たな観光客の獲得を願う動きが出ている。伊豆縦貫道、東駿河湾環状道路など、整備が進む道路網とともに、低迷が続く伊豆観光活性化の切り札となるのか。
10月の「風は東から」は、14日に行われた伊豆地区分科会でのパネルディスカッションの模様を紹介する。静岡県の谷和実空港部長、伊豆の国市の望月良和市長、南伊豆町観光協会の村田俊英会長、JTBパブリッシングの大口裕美編集長を迎え、緒についたばかりの伊豆コミューター空港開設に向けた問題点や課題を探った。コーディネーターは静岡文化芸術大学大学院の坂本光司教授。 |
|