昨年末、県富士山世界遺産センターが富士宮市に開館した。外壁を県産富士ヒノキで飾った逆さ富士のフォルムは、富士山本宮浅間大社の真っ赤な鳥居と雪をかぶった真っ白い富士山と絶妙なコントラストを生み出している。1月の「風は東から」は同センターの遠山敦子館長(トヨタ財団理事長)に富士山の魅力や同センターの意義・役割について聞いた。聞き手は海野俊也 静岡新聞社・静岡放送 東部総局長。
[サンフロント21懇話会企画] シリーズ10
遠山 敦子 氏 県富士山世界遺産センター館長 1962年東大法学部卒業後、文部省に入省。文化庁長官、駐トルコ共和国日本国大使等を経て、2001年小泉内閣の文部科学大臣に就任。現在は、トヨタ財団理事長、富士山世界文化遺産学術委員会委員長なども務める。
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