美しい富士山は古来より、日本の象徴として日本人の山岳信仰や葛飾北斎らの浮世絵の題材にもなってきた。一方で、登山客の増加などによる自然環境への負担も懸念されている。2月は世界文化遺産登録から6年目を迎えた富士山の保全と活用について考える。富士山の価値とは、また、大きな国際イベントが控える本県で、どのように魅力を発信していくかを渡邉眞一郎県文化・観光部長に聞いた。(聞き手・編集部)
[サンフロント21懇話会企画] シリーズ11
■登山者でにぎわう富士山(県観光協会提供)
■渡邉眞一郎 県文化・観光部長 1982年静岡県入庁、2011年交通基盤部空港局空港経営課長、14年文化・観光部空港振興局長、16年交通基盤部部長代理などを経て、18年より現職
■バスに乗る外国人観光客でにぎわう河口湖駅(山梨県)