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■岸 重宏 河津町長
河津町出身。1973年中央大学経済学部卒業後、河津町役場に入庁。職員として産業観光課長、総務課長などを歴任、2006年より河津町助役、河津町副町長を務める。17年より河津町長に就任。現在2期目
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河津桜は今年、原木の発見から70年の節目を迎える。河津桜まつりで節目の年を祝おうと「復興支援」と「広域連携」をテーマに様々なイベントを用意した。まず復興支援をテーマに、能登半島・輪島の出張朝市の開催や、前夜祭で800余りのキャンドルを灯して能登の復興を祈った。さらに伊豆の市町のPRブースを設置したり、交通事業者に協力依頼したりと、「つなぐ」をテーマに各所が連携して祭りを盛り上げている。
町の代名詞である河津桜をはじめ、本町は清流「河津川」が相模灘にそそぐ自然豊かな花の町だ。観光客だけでなく、住民それぞれが地域資源を活用し、豊かな暮らしを送ってもらおうと“住みたい・来たいまち 河津”を将来像に掲げ、自然や人とのふれあいを大切にしたまちづくりに取り組んでいる。
一方で町の一番の課題は少子化だ。子育て世代に住んでもらうために、子育て・教育支援を充実させたい。例えば町と青山学院大学が連携協定を結び、中学生を夏休みに大学に派遣している。早いうちから町外の世界を見てもらうことで、刺激を受けて将来のキャリアを考えるきっかけにしてほしい。
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■河津川沿いの河津桜 |
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