安倍晋三政権が発足して間もなくフタ月。小泉純一郎の後を受けた<人気の安倍>も、また60〜70%の支持率を得て、まずまずのスタートを切った。
安倍政権づくりに一役買った自民党幹部は、「中韓両国訪問も成功しロケットスタートを切ることができた」と手放しの喜びようをみせたものだった。北朝鮮による核実験という”北風”を「追い風」に衆院補選も、取りこぼすことなくしのいだ。
「蜜月の3ヶ月」――米国では新大統領就任後90日間は、マスコミや世論も大統領を温かく見守ることが”黙契”となっている。つまり批判を抑え・控えるということだ。その伝で言えば、安倍政権もしばらくは平穏で静かな日々が保証されてしかるべきではあった。
だが、現実は厳しいことになってきた。例えば、最新の調査で内閣支持率は朝日が10ポイントも急落、読売も5ポイント下がり、NHK調査でも50%台に落ち込んだ。
政権発足から2ヶ月も経たない「蜜月」期間内での支持率の下落は「異例な事態」と言っていい。安倍側近が「これでは先が思いやられる。何でだろう」と頭を抱えたオープン早々の「安倍劇場」の”客離れ”現象に切り込む。
- 自 縄 自 縛
★ 復 党 発 言
●一里塚
★ 池 田 訪 問
●距離感保つもの ●アシスト
★ 代償
●持ち味封印 ●話が違う
- 2 野 望
★ 長 期 戦 略
●憲法改正ただ1点 ●連立4次方程式 ●仮の姿
★ 想 定 外
●「1次」解けたが ●3点セット ●希薄な存在感
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