サンフロント21懇話会 静岡県東部地域の活性化を考える
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第13回東部地区分科会 平成19年7月13日

「翔け匠のわざ〜沼津から世界へ
        技能五輪国際大会を前に〜」
3職種のデモンストレーションとパネル討論

 

第13回東部地区分科会
 官民一体で県東部地域の活性化策を探る「サンフロント21懇話会」(代表幹事・岡野光喜スルガ銀行社長)の第13回東部地区分科会は7月13日、沼津市のブケ東海で開かれ、開幕まで4カ月となった技能五輪国際大会をにらみ「翔け匠のわざ〜沼津から世界へ 技能五輪国際大会を前に〜」をテーマに、技能五輪で実施される3職種のデモンストレーションとパネル討論を展開した。
 同分科会には会員ら約150人が参加し、冒頭、主催者あいさつに立った大石滋静岡新聞社専務は「技能の集積によって国内外での注目を集めれば、新たな産業の集積も期待できて、東部地区の新たなまちづくりにつながるのではないか」と語り、懇話会を代表して峰田武三島市観光協会長が「技能五輪を通じてものづくりの原点を考え、東部地域発展に役立てたい」と期待を表明した。また開催地の市長として斎藤衛沼津市長は「この技能五輪大会を一つの契機に、より輝く東部地域というものの実現に向けて歩みを進めてまいりたい」とあいさつした。
 この後、3つの競技職種のデモンストレーションが会場で行われた。今回は技能五輪をより強くイメージしてもらおうと基調講演に代えて企画したもので、11月の技能五輪日本代表として出場する金属屋根葺(ふ)きの久保拓也さん(長泉町)をはじめ、メカトロニクス部門の日産自動車の山添将志・林浩和さん (神奈川県座間市)、そして洋菓子製造の嶋村早織さん(浜松調理菓子専門学校)が会場に設けられた各コーナーで見事な技を披露した。
 また、この後行われたパネル討論では、大石人士静岡経済研究所研究部長をコーディネーターに、国際大会日本組織委総務部長の西村公子氏、県産業部就業支援局長の牛島聡氏、沼津市技能五輪国際大会推進局長の植松秀年氏、沼津青年会議所理事長の小笠原啓之氏が、4カ月後に迫った大会の準備状況、大会への思い、大会に期待すること、大会までの取り組み―などを話し合った。

主催者代表あいさつ  静岡新聞社代表取締役専務 大石滋

静岡新聞社代表取締役専務 大石滋

 サンフロント21懇話会の活動につきましてご支援、ご協力をいただきまして、改めて御礼申し上げます。
 技能五輪国際大会まで4カ月前となりましたが、正直申しまして、まだまだ技能五輪国際大会を知らない方がいらっしゃるのではないかという感じがするわけです。本日の分科会を機にいっそう多くの方に理解してもらうとともに、皆様からも口コミで是非周りの皆さんにPRしていただいて、1人でも多く大会に来ていただきたいと考えております。
 今回は初めての試みとしまして、講演会ではなくて、大会の競技種目のデモンストレーションを皆さんに見学していただきたいと考えています。メカトロニクス、金属屋根葺(ふ)き、洋菓子製造の3種目の方たちに来ていただきました。この中で金属屋根ふきの久保さんは地元長泉の出身で、11月の国際大会に出場します。どうか皆様、じっくりと技能の素晴らしさを見ていただきたいと思います。その後、関係の皆様に開催までの取り組みについてお話をうかがい、さらに大会についての知識を深めていただきたいと思います。
 いうまでもなく技能五輪国際大会は静岡の「ものづくり立県」に向けたチャンスであるということで、パネル討論ではその辺のこともうかがえると思います。
 技能は、機械化が進んだ現在でもさまざまな工程で欠かせない人間の技です。技能の集積によって国内外での注目を集めれば、新たな産業の集積も期待できて、東部地区の新たなまちづくりにつながるのではないかと思っております。


懇話会代表あいさつ 三島市観光協会会長 峰田武

三島市観光協会会長 峰田武

 これまで講演会等で、ものづくりの重要性について考えて参りました。ものづくりの技術水準が上がれば東部地区に点在する自動車関連産業、ファルマバレーにつながる医療器械、または医薬品の産業などにも好影響を与えることは間違いありません。政令市がある中部、西部と比較して何かと遅れが指摘されている東部地区ですが、ものづくりとかファルマバレープロジェクトが推進されれば、私どもの目指す「光り輝く東部地区」に変わる可能性も秘めているわけでございます。
 私どもは技能五輪国際大会を通じてものづくりとは何か、ものづくりの原点について皆さんと共に考えていきたいと思っています。
 開催まで後120日となりました。関係者の方たちにとっては準備に長い時間を要し、大会のノウハウ取得など、その苦労を次につなげる努力も必要でしょう。また、ものづくりに対する東部市民の合意形成も訴えていかなければならないと思っております。本日の分科会は、これらを考えるきっかけになっていただければ幸いと思います。
 会場では3カ所でデモンストレーションが行われますので、関心を持って見ていただければ幸いです。分科会の意義を良くかみしめていただきまして、一人ひとりが東部地域の発展のためにリーダーシップを取っていただくようにお願い申し上げたいと思います。サンフロント21懇話会の、これまでの実績を踏まえ、どしどしサンフロントへのご参画と同時に提言、ご意見をいただければ幸いと思います。


開催市代表あいさつ  沼津市長 斎藤衛

沼津市長 斎藤衛

 技能五輪も後4カ月という状況になってまいりました。会場の整備、アクセス道路の整備もかなり急ピッチで進んでいます。皆様方の直接、間接のいろいろなご支援、ご提言を頂戴した成果であります。この機会に東部地域が持っている素晴らしいものづくりの技をどんどん世界に発信していこう。そしてこの地域が持っている自然の美しさ、あるいは食べ物のおいしさ、伝統文化、そういうものを大いに世界の方々にPRをしていこうじゃないか。こんなつもりで、それぞれの行政体もがんばってきているところであります。
 沼津の例で見てまいりますと、「ごきげん沼津市民キャンペーン」を展開しております。小中学校がそれぞれ1校で1国のサポートをやろうと。もうすでに東京の大使館に招待されて行ったり、大使、公使に学校をご覧いただいたり、動きもより具体的なものとして始まってきております。また、「スーパーよさこい隊踊りふじやま組」も編成されました。あるいは「ごきげん環境美化キャンペーン」ですとか、「ごきげん花いっぱいキャンペーン」も展開されています。当日には会場に産業界のPRブースも設けられて、この地域の産業の素晴らしさを多くの方々にお示しいただけるものと期待をしているところであります。
 東部地域を見てまいりますと、本当にキラキラ輝く素晴らしいものがたくさんあるわけです。この技能五輪大会を一つの契機に、より輝く東部地域というものの実現に向けて歩みを進めてまいりたいと思っています。皆様方のさらなるご支援を賜りたいと思っております。技能五輪を是非成功させましょう。



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