サンフロント21懇話会特別シンポジウムとして、「合併 新時代への道」というテーマを設定しました。篠田新潟市長に基調講演をお願いした次第です。新潟市は15市町村が合併し、浜松市と同じように今年4月から政令指定都市になったわけです。篠田市長さんには、ずばり合併の功罪について、お話をいただくようにお願いしております。 数年前から、サンフロント21懇話会の活動としてこの地区の合併を進めるべくいろいろと提言してまいりました。総論ではみなさん同じですが、各論に行くと多少食い違い出てなかなかうまくいかないというのが現状ではないでしょうか。そのような現状打破に向けて、篠田市長さんの基調講演もお聞きし、各市長さん、町長さんをパネリストにお迎えしてパネルディスカッションを計画しております。限られた時間ではございますが、有意義な時間を過ごすことができるのではないかと私も期待しております。今後のサンフロント21の活動に対しまして、皆様のご協力をお願いいたします。
きょうご出席の3市3町の皆さんは総論的には「これは何とかしなければならない」「大きな都市づくりをしなければならない」ということは承知しているものの各論になりますと地域エゴが入ります。一番の問題は枠組みの問題と、それから政令市を目指して一挙に進むか、段階を経て合併するか、この2つの問題にかかっているのではないかと思います。段階を経る場合には、小さい枠をどうしたらいいか。または一挙に政令市を目指す場合には、北駿の小山まで入れてやらなければ政令市に移ることは出来ないということです。もう国では道州制の検討会が始まっています。将来の東部地区をどうするかという大きな観点から議論していただきたいということです。 新潟市長さんに講演していただきますが、新潟市の合併は、本州の日本海側では初めての大同合併で、大きくなりますと行政経費が削減され財源が豊かになっていくわけです。東部におきましても皆様方、市民の声を大きく声として出していただきながら、大きな合併に踏み切っていくということが、皆さんに課せられた課題ではないかと思います。お集まりの皆様方に理解していただき、この東部地区の市民の合意形成がなされますことを期待するわけです。