「サンフロント21懇話会」(代表幹事・岡野光喜スルガ銀行社長)の幹事・運営委員、東部選出県議団、市長町長連絡会議の合同会議が3月27日、沼津市魚町の静岡新聞社東部総局「サンフロント」で開かれた。約40人が出席し、20年度の活動方針の報告のあと、市長町長連絡会議の役員について協議し、会長に斎藤衛沼津市長、副会長に鈴木尚富士市長らの役員を再任した。 議事では運営委員長の井口賢明あさひ総合法律事務所長が、20年度の新しい試みとして共通総合テーマ「富士山静岡空港による地域振興」を設けることを明らかにし、この総合テーマの実現につながる4つの地区別のテーマとして▽広域行政の推進▽ファルマバレープロジェクトの推進支援▽東部地区におけるコンベンション機能の促進▽富士、箱根、伊豆を束ねた広域観光の促進―を示した。 議事に先立つあいさつで、静岡新聞社の原田誠治常務は「サンフロント21懇話会もようやく地方の提言団体として形を整えてきました。一番の難題は東部の広域合併で、これはなかなかうまくいかないですが、願わくば東部にも政令市をという願いもあるわけです」と語り、市長町長連絡会議会長の斎藤衛沼津市長は「サンフロントは東部地区に不可欠な存在。たくさんのご提言をいただき、心から感謝申し上げます。中でも政令市ですが、今まで仕掛けていたものをもっとスピードを上げようということで、いろいろ変化が出てくると思います。早い時期に具体的なものを出していきたいと思っていますから、皆様方の変わらぬご支援をお願い致します」とさらなる活動を要請した。さらに懇話会を代表して三谷充弘特種製紙執行役員が「東部地区の地域づくりをどのように展開していくのか、皆様のお知恵をお借りしながら考えて行きたい」と呼び掛けた。 議事終了後には政治評論家の有馬晴海氏が「これからの日本を読む」をテーマに講演した。