サンフロント21懇話会 静岡県東部地域の活性化を考える
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第14回東部地区分科会  7月18日開催
「道州制って何?−あすの都市づくりを考える」
江口克彦氏が基調講演、須田三島商工会議所会頭らがパネル討論

 

第14回東部地区分科会

 「サンフロント21懇話会」(代表幹事・岡野光喜スルガ銀行社長)の第14回東部地区分科会が7月18日、国の新しい姿を求め審議が進められている道州制をテーマに沼津市内のブケ東海で開かれた。テーマは「道州制って何?−あすの都市づくりを考える」。内閣官房道州制ビジョン懇談会の座長を務めるPHP総合研究所の江口克彦代表取締役社長が基調講演し、続いてパネル討論を行い、魅力ある地域づくりに不可欠な東部地域の広域都市合併問題や地域の自立的・持続的発展を目指す「多極分担型の地域構造」の形成の必要性などを話し合った。
 分科会には会員約120人が参加した。大石滋静岡新聞社専務は主催者を代表し「講演、ディスカッションを通して道州制を考えるきっかけにしていただければと思います。東部地区における明日の都市づくりに役立てていただければ幸いです」とあいさつ。懇話会幹事を代表して峰田武三島市観光協会長も「会場の皆さん方に分科会の意義をかみしめていただき、一人ひとりが東部地域の発展のためにリーダーシップを発揮していただくようにお願いしたい」と呼びかけた。また、開催地を代表して清水町の山本博保町長は「道州制の目指す真意を共有し、そして的確に考えていくことが、今私たち行政を担う者、あるいは地域社会に住む者として大変必要であると思っている」と述べた。
 基調講演で江口氏は「地域主権型道州制」と題して、なぜ地域主権型の道州制が重要なのかを熱く語った。東京だけが繁栄していく中央集権の弊害を指摘し、「中央集権という国の形が国のあらゆる分野を堕落させてしまっている」とし、地域主権型の道州制になれば、国の仕事は外交、安全保障、防衛など16項目だけになり、「これ以外のことは道州と基礎自治体がやります」と、地域に密着し、実情に合った地域主権型道州制を説明した。
 パネル討論は、「『道州制』って何?−あすの都市づくりを考える」をテーマに同懇話会シンクタンクTESS研究員で静岡経済研究所研究部長の大石人士氏がコーディネーターを務め、山村善敬県企画部長、須田徳男三島商工会議所会頭、坂本光司法政大学大学院教授、小笠原啓之沼津青年会議所直前理事長の4氏がパネリストとなって、東部地区の現状とこれからについて活発に意見交換した。


主催者代表あいさつ 大石滋 静岡新聞社代表取締役専務

大石滋 静岡新聞社代表取締役専務

 日本の景気は今、あまり良くないということで、とどまることを知らない原油高の状況は全産業界に影響を与えていると思います。本当にいい材料が見当たらないものですからどうしてもネガティブになり、なんとなく元気がないなというのが現状ではないかと思っています。
 きょうは今、話題になっております道州制ということについて「道州制って何?−あすの都市づくりを考える」ということで開かせていただきました。
 一般的に国と地方、道州の役割を明確にし、それぞれ独立した権限と税財源などを持つことで、地域が自由で創造的な活動ができるという国の新しい姿を目指すものといっておりますが、まだまだ一般には浸透していないのではないかと思うわけです。そこで第1部ではPHP社長の江口克彦氏に「地域主導型道州制」と題して講演をお願いし、第2部では県下各界でご活躍の皆さんに道州制が及ぼす影響、メリットなどを議論していただきます。
 限られた時間ではありますが、講演、ディスカッションを通して道州制を考えるきっかけにしていただければと思います。東部地区における明日の都市づくりに役立てていただければ幸いです。今後ともサンフロント21懇話会ではさまざまな提言等の活動を続けていきます。皆様方のこれまでにましてのご理解、ご協力をお願いします。


懇話会代表あいさつ 峰田武 三島市観光協会長

懇話会代表挨拶 峰田武 三島市観光協会長

 サンフロント21懇話会の活動も14年目を迎えました。この東部地区分科会も様々なテーマで数多くの議論を重ねてきました。今日は道州制の問題について詳しくご意見を賜り、参考にしていただければということです。
 やがて到来するだろう道州制です。道州制のあり方については東部地域も名古屋圏に入るという案が出ているようですが、東部が一丸となって、果たして東海圏、名古屋圏で是か非か。こういう問題も考えるとなかなか難しいところです。
 東部におきましても道州制のことにつきまして詳しく聞いていただいて、これからは自分の地域のこととして、自分のこととしてお考え願いたいと思うわけです。サンフロント21懇話会は、こういった問題をとらえております。最初に東部地区の広域行政の問題を提言したのもサンフロント21懇話会です。
 会場の皆さん方にも本日の分科会の意義をかみしめていただいて、一人ひとりが東部地域の発展のためにリーダーシップを発揮していただく。このようにお願いしたいと思います。
 多極分担型の地域構造、ポリセンティックにつきましては県からも提案されており、関心も高いところですが、どういうことになろうかということで、自分で想像をお願いします。


開催地代表あいさつ 山本博保 清水町長

開催地挨拶 山本博保 清水町長

 柿田川のある町清水町の町長を務めている山本です。本日は道州制の勉強の機会を与えていただき、大変うれしく思っているところです。時代は目に見えないところで大きく変革している時です。そしてその流れの一つが、まさに道州制であります。
 私たちは、これからの県東部の明日を考える時、この道州制についてしっかり共通認識を持っていかなければいけないと認識しているところです。道州制の目指す真意を共有し、そして的確に考えていくことが、今私たち行政を担う者、あるいは地域社会に住む者として大変必要であると思っているところです。
 多くを語ることはございません。私のモットーであります「話は短く、幸せは長く、そしてお願いはしっかり」。県東部の未来に向けて皆さんのお知恵をお借りし、そして沼津市を中心とする県東部の繁栄を願っているところであります。



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