道州制というものについていろいろ皆さん方、思いがばらばらでして、中には官僚型道州制、中央集権型道州制という人もいます。それからただ単に県境を消しゴムで消すという単純型道州制もあります。極端に言えば州の憲法とかアメリカのように州兵までいったらどうだという意味合いの連邦制道州制。そのほかにもいろいろあるわけです。したがって道州制と言っただけでは、多くの方々が混乱するばかりです。
道州制の意味合いを明確にするためにはどうすべきかということで、地域主権型道州制ということを3月24日に大臣に中間報告を出しまして、その後地域支援型道州制というのが正式な政府の呼び名ということになっております。従いまして、これから道州制と簡略化されることは結構ですが、地域主権型道州制となるのがいわゆる正式な道州制ということです。
なぜ地域主権型道州制なのか。地域に密着して地域の人たちが地域の行政、政治を直接効率よく、また能動的に、かつ納得するような道州制を考える。そういう意味で地域主権型道州制ということです。まさしく地域が主体、地域住民が主体となった政治が行われる。そういう道州制ということにしていかなければならない。そういう意味で地域主権型道州制という名称を使っています。
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