サンフロント21懇話会 静岡県東部地域の活性化を考える
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平成21年度総会    5月20日開催
共通総合テーマに再び
「富士山静岡空港の利活用と差別化戦略」

元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏が記念講演

 

平成21年度総会
 サンフロント21懇話会は5月20日、沼津市の沼津東急ホテルで平成21年度総会を開き、「富士山静岡空港の利活用と差別化戦略」を共通総合テーマにした活動目標と新年度予算などを決めた。議事に続き元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏が記念講演した。110人が出席した。
 主催者を代表してあいさつに立った大石滋静岡新聞社・静岡放送専務は「空港開港を機に東部地区を全国にアピールする機会。懇話会は引き続き東部地域の活性化に向けて提言、研究を進めたい」とし、会員の協力を呼び掛けた。続いて懇話会代表幹事の岡野光喜スルガ銀行社長は「新しい東部の拠点としてのコンベンション、新しいキラメッセというものが数年以内には姿を見せるだろうと大きな期待をしている。厳しい1年になろうかと思いますが、皆さんと一緒にこれからもこのサンフロント21懇話会を運営していきたい」と述べた。
 この後、議事に入り、井口賢明運営委員長から本年度事業について「静岡空港は経済効果はもちろん、人と人との交流が新たな文化を生み、静岡ブランドのさらなる向上が期待できる。懇話会も新空港の利活用推進のため、大いに議論を深めていく」とし、「富士山静岡空港の利活用と差別化戦略」を共通総合テーマに、広域行政、ファルマバレープロジェクト、コンベンション機能の促進、観光、Mt.FUJIエコサイクリング支援の5つのテーマを設定することが報告され、予算とともに承認された。
 議事の後、佐藤優氏が「国益とインテリジェンス〜新帝国主義の時代に日本はどうやって生き残るか〜」と題して記念講演し、さらに講演の後の懇親会で会員同士が交流を深めた。

主催者代表あいさつ 静岡新聞社代表取締役専務 大石滋

静岡新聞社代表取締役専務 大石滋
 おかげさまをもちまして懇話会の活動は今年で15年目に入ることが出来ました。皆様のご協力、ご支援の賜物と思います。
 国政は相変わらず自民と民主の足の引っ張り合いをしているような感じがして仕方がありません。静岡県では石川知事が辞意を表明され、坂本さんの出馬が予想されていますが、そうなると参議院の補選もあり、東部地区では首長さんの選挙が相次いでおりまして、今年はまさに東部地区は選挙イヤーではないかなと思います。
 各社の3月決算は惨憺たるもので、こんなに厳しいことは記憶にありません。泣きっ面にハチといいますが、その中で新型インフルエンザの騒ぎです。どうしてもマインドが低下してしまうという状況です。とにかく当分の間続きますが、死者が出ないで大流行にならないで欲しいと祈るだけです。それとわれわれ自身がしっかりと予防対策を取ること、そして落ち着いた行動をすることが今求められているのではないかと思います。
 ここ東部地区では、一昨年の技能五輪沼津国際大会の成功に続きましてロボカップジャパンオープンが沼津市で開催され、ものづくりのまち沼津を世界にアピールできたと思います。そして今年はもう一つのビッグプロジェクトである富士山静岡空港の開港が2週間後に迫ってまいりました。昨年来、懇話会としましても3回のカウントダウンシンポジウムを開催し、開港に伴う東部地域の活性化策を探り、大いに盛り上がりました。今年度も引き続き空港の利活用と差別化戦略を共通総合テーマに活動してまいります。空港開港を機に東部地区を全国にアピールする素晴らしい機会であり、懇話会は引き続き支援していく所存であります。
 サンフロント21懇話会は、今後も今まで以上に皆様の期待に応えるような東部地域の研究、提言を行っていく所存でございます。皆様方のなお一層のお力添えをお願いいたします。

懇話会代表あいさつ スルガ銀行社長 岡野光喜

スルガ銀行社長 岡野光喜
 振り返ってみますとちょうど15年前、サンフロント21懇話会が出発して、最初の提言がキラメッセ沼津を造るというものでした。あっという間に15年がたったという気がしています。今度は新しい東部の拠点としてのコンベンションが数年以内には姿を見せるだろうと大きな期待をしているところです。
 今年の皆さんの関心事は、いつ景気がよくなるのかということだろうと思います。われわれが見ているものとしては日経平均で、今が2番天井で夏にかけてだんだん下がって行くのかなという感じがしています。
 もう一つ、この世界的な金融危機、実体経済の減退ということですが、2005年度は第2次大戦後初めて全世界の成長率が世界全部でプラスになったという年で、4年後の2009年度の予測は第2次大戦後初めて全世界の経済成長率がマイナスになるという予想数字が出ているそうです。いつこの景気の減速が止まるのかが大きなポイントで、一番影響力の大きいアメリカの経済がいつ立ち直るかということです。
 先般、アメリカの金融界に対してのストレステスト(健全性審査)が行われました。その前提条件はアメリカの失業率が今年度は9%前半、来年度が10%前半という数字で作られております。直近のアメリカの失業率は8.9%まで来ており、今年のある時期にはストレステストの予想値を超えるのではないかという話も出てきております。そうなると不良債権も増え、信用収縮が始まるだろう。実体経済において生産、消費、雇用がもっと悪くなるのではないかというのが一番大きな懸念です。
 多くの経済を予想する方々が来年の今頃に景気の底を打つのではないかという観測をしております。この1年間、われわれもコスト削減ということで進めながら、実体経済の水準に合わせて経済活動をしなければいけないのかなと思っております。厳しい1年になろうかと思いますが、皆さんと一緒にこれからもこのサンフロント21懇話会を運営していきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。


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