サンフロント21懇話会 静岡県東部地域の活性化を考える
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伊豆地区分科会   10月29日開催
「伊豆の観光はウェルネス」テーマにパネル討論
地域資源、女性、よそ者の活用など提言

別府温泉の鶴田浩一郎氏が基調講演

 

伊豆地区分科会
 「サンフロント21懇話会」(代表幹事・岡野光喜スルガ銀行社長)は10月29日、第15回伊豆地区分科会を伊豆の国市のホテルサンバレー富士見で開いた。会員ら約70人が出席した。「伊豆の観光はウェルネス」をテーマに大型温泉地再生のカリスマとして知られる別府温泉の鶴田浩一郎氏の基調講演に続いて地元関係者らがパネル討論を展開し、これからの伊豆の観光の方向をさぐり、ウェルネスをキーワードにした地域資源の活用、人材育成策、地域力の活用などを探った。
 分科会では、大石滋静岡新聞社専務が「観光伊豆の命運がかかっているといっても過言でない大切な時です」とし、「ウェルネスをキーワードとした新たな伊豆ブランドの構築を視野に入れた展開が大いに期待されております」とあいさつ。続いて懇話会を代表して峰田武三島市観光協会長が今回の基調講演、パネル討論で「もっともだということが多々あると思います。ぜひ1つでも2つでも実行に移すことをお願い申しあげたい」と呼び掛け、地元の伊豆の国市の山口文雄副市長が公務出張中の市長に代わってのあいさつで、「心の健康と体の健康を求めているところに、これからの観光の一つの方向が見つけられるのではないでしょうか」と分科会の議論に期待を寄せた。
 鶴田氏は「温泉地再生とウェルネス産業」と題した基調講演で、日本一の源泉数を誇る別府の温泉力を生かした地域再生の取り組みである地域文化体験型事業「ハットウ・オンパク」について紹介し、「オンパク」は衰退期の温泉地の再生手法とし、マニアの視点で成功した「温泉名人」企画などの体験から「女性とよそ者の視点が外に売れる商品をつくる」と説いた。
 パネル討論ではコーディネーターの中山勝企業経営研究所常務理事、パネリストの鈴木基文船原館社長(伊豆市)ら4氏が「もてなしの心を住民が持つこと」「地域を挙げ、人の治癒力を重視した健康増進の戦略的な取り組みを」「温泉などウェルネス資源を地元住民がもっとアピールすべき」など、それぞれの視点から活性化策を提案した。

主催者代表あいさつ 静岡新聞社代表取締役専務 大石滋

静岡新聞社代表取締役専務 大石滋
 昨年は富士山静岡空港カウントダウンシンポジウムということで富士山静岡空港を伊豆観光の新たな発展につなげるために意見交換し、伊豆観光の発展にはどのような工夫が必要か探りました。空港も開港し5カ月目に入り、徐々に国内外からのお客さまが静岡に足を向けてくれるようになりました。今後は搭乗率の向上や路線の確保など課題がいろいろあります。いずれにしましてもみなさん、一緒になって利活用をはかり、作ったからには空港の存在を高めていかなければいけないと思います。
 今回のテーマは「伊豆の観光はウェルネス」としました。最近ではウェルネスツーリズムという言葉がよく使われるようになりました。ウェルネスをキーワードとした新たな伊豆ブランドの構築を視野に入れた展開が大いに期待されております。静岡県が推進するファルマバレープロジェクトとの連携、富士山静岡空港から伊豆への吸引力を高めていくためにはもっとも重要な時ではないかと思う次第です。是非活発な議論を繰り広げていただければと思います。
 観光伊豆の命運がかかっているといっても過言でない大切な時です。貴重なお話をうかがい、活発な議論が展開するものと私も期待をもってまいりました。皆様にとって有意義な時間となりますよう祈念します。

懇話会代表あいさつ  三島市観光協会長 峰田武

三島市観光協会長 峰田武
 私は今月、富士山静岡空港を利用して韓国の都市博を見学してきました。2度目の利用でしたが、空港は乗る人よりも見学する人が多く大変でした。是非、皆さん方、静岡空港は税金の負担のないように利活用をお願い申し上げたいと思います。一人一人の活用によって伊豆が大きく羽ばたくようになるんじゃないかと思います。
 伊豆地区分科会は15回目となります。ご案内のように毎回観光をテーマにしてきました。今回はウエルネスをキーワードに伊豆の持つ観光資源や可能性を探ってまいります。要は皆様方にはこういう話を聞いていると「もっともだ」ということが多々あると思います。これを行動に、実行に移すことがサンフロント21懇話会の趣旨ですので、ぜひ1つでも2つでも実行に移すことをお願い申しあげたいと思っています。
 韓国は景気が悪いといっておりましたが、ソウルに行ってみますと都市博を見学させていただく中で、工事もあちこちでやっており、景気は非常にいいように感じました。新聞紙上で見る以上の韓国の状況でして、当地域も伊豆の観光はこれから皆さん方、パネリストの皆さんのご意見を拝聴しながらそれに備えた施策を取っていただければ意義があるわけです。自分の飯を食う種としてお聞きいただければと思います。

開催地代表あいさつ 伊豆の国市副市長 山口文雄

 市長が公務で島根県にでかけており、どうしてもこの場に立つことができませんので、代わってごあいさついたします。
 本日のテーマであります「伊豆の観光はウェルネス」は、成熟した社会において観光のあり方を示唆していただくものであると思っております。
いま、観光の構造にも大きな変化が見られます。観光の根底にはまだ知らないところに行ってみたい、自然に触れたい等、何々をしたいという欲求があり、野山を歩く、地域の人々と触れ合う、お祭りに参加するなど具体的にはお一人お一人違った考え方があります。共通していえることは、しばしの時間、あるいは数日間、日ごろの生活から離れ非日常的な時間を過ごすことだと思います。
 人の価値観が多様化し、さまざまな人間関係の中で人々は強いストレスを背負って生活していると言われています。だからこそ人々は非日常的な時間を求め、その非日常の中で過ごす時間こそ人にとって健康的な時間であり、非日常的な時間の過ごし方の中に現在の観光の姿があると思っております。心の健康と体の健康を求めているところに、これからの観光の一つの方向が見つけられるのではないでしょうか。
 いずれにしましても本日は様々なご意見をお聞かせいただけるものと期待をしております。


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