サンフロント21懇話会 静岡県東部地域の活性化を考える
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活動内容
平成13年の活動方針

活動報告
平成24年度
平成23年度
平成22年度
平成21年度
平成20年度
平成19年度
平成18年度
平成17年度
平成16年度
平成15年度
平成14年度
平成13年度
運営委員会全体会報告 
「NEWゆうゆうネット伊豆」参画を了承

 サンフロント21懇話会は、第7回全体会の開かれた11月21日、みしまプラザホテルで運営委員会全体会を開き、これまでの地区分科会活動や伊豆観光情報センター実現に向けた進ちょく状況などについて事務局から報告を聞き、意見交換したほか、富士山麓ファルマバレー構想の推進など平成14年度の活動方針について話し合った。
 伊豆観光情報センターについては、伊豆の22市町村で組織する伊豆地域観光活性化協議会の観光情報サイト「ゆうゆうネットIZU」を、懇話会が事務局になって全面的にリニューアルし、「NEWゆうゆうネット伊豆」として立ち上げることを確認した。スタートは4月の予定。開発・運営は地域情報化研究所に委託すること、同協議会の要請を受け入れ、立ち上げのための経費に限って一部拠出におうじるごとなども決めた。
 また、14年度の活動方針のうち、富士山麓ファルマバレー構想の支援については、具体的な核施設、組織の整備などと共に、伊豆地域なども含めて広い視点から街づくり、産業振興につながる提案を懇話会としてまとめる報告が打ち出された。今後、TESSを中心に検討を重ねる。
 このほか、観光地のにぎわいを創出するカジノ構想なども検討してはどうか、といった意見が出された。

伊豆観光情報センタープロジェクトの推進経緯など

平成7年6月
サンフロント2懇話会設立
平成7年6月
伊豆地区分科会で「観光情報センター」設立の宣言文を採択
8年7〜8月
TESSによる企画作業
運営委員会に「県観光活性化センター」企画として概要報告
2月
県知事に要望書提出
年6月
伊豆新世紀創造祭の成果を引き継ぐための計画として、「伊豆ワカガエルステーションを活かした観光活性化システムの提案」を県伊豆新世紀創造祭推進室に提案
2月
運営委員会において、平成2年度活動案の中で報告
2年3月
静岡県ポータルサイト(現@S)との連動プランの検討開始
4月
総会に、平成2年度活動目標として観光活性化センター構想の経過報告と計画推進を提案し、承認される。
7月
ポータルサイト連動プラン作成
8月
運営委員会で、連動プランを報告
9月
「ゆうゆうネット伊豆」まとめ役の熱海市にプラン説明
0月
東部地区分科会で経過報告
運営委員会で、平成3年度活動案の一つとして報告
3年3月
県の「伊豆にぎわい戦略委員会報告」の中に、「伊豆観光情報センタ―」の必要性が盛り込まれる。
4月
伊豆にぎわい戦略を所管する県文化政策室と調整開始
5月
平成3年度活動目標として、総会で経過報告。計画推進を承認
6月
静岡新聞社ネット事業推進室とコンテンツ企画の共同作業開始
8月
運営委員会で経過と今後の推進見通しを報告
9月
TESS全体会で早期実現に全力投球を確認
伊豆地域観光活性化協議会の幹事会がプラン推進を了承
4年4月
スタート(予定)

伊豆観光情報サイト「新ゆうゆうネット伊豆」

 サンフロント2懇話会は平成8年に「伊豆観光活性化センター」を石川知事に提案し、伊豆全体の観光マーケティングとプロモーションを担っていくシンクタンク機関の必要性を繰り返し提唱してきました。また、伊豆観光の立て直しと言う視点から2000年に開催された伊豆新世紀創造祭を積極的に支援していく中でも、将来的な伊豆観光活性化センターの実現に向けた具体的なシナリオを模索してきたところです。
 こうした結果、劇的に進展するIT化に備え、伊豆の観光情報をインターネットを通じて発信していく観光情報サイトの開設を第ステップとして位置づけました。インターネット利用者で観光情報を収集した人は、すでに約70%に達しており、現地での情報収集に対応するモバイル化も含め、全国レベルでの情報発信の強化が将来的にも最重要であり、また緊急度も最も高いと判断したからです。

スタートは今年4月

 新しい観光情報サイトは、伊豆22市町村の観光情報を網羅した伊豆観光情報サイトとして、平成4年4月にスタートします。具体的には伊豆観光2世紀プランで0年前に立ち上げた「ゆうゆうネットIZU」を全く新しいコンセプトで刷新します。「ゆうゆうネットIZU」はパソコン通信からインターネットへと発展したシステムで、インターネットへの関心と理解を促進しましたが、技術進化の中でその役割を終えつつあります。新サイトは伊豆地域観光情報協議会(会長・熱海市長)の情報メディアとして機能していきます。
 開発および運営についてはサンフロントから地域情報化研究所に業務委託を行い、ポータルサイトアットエスを運営する静岡新聞社ネット事業開発室の協力を得て開発を進めます。
また、この計画を推進するに当たって、サンフロント2懇話会が情報部会の事務局を担当することとなり、伊豆地域観光活性化協議会に岡野代表幹事の入会をいただくこととなりました。あわせて事務局の実務を担当する幹事をTESSから指名する予定です。
 さらに事業費については、平成3年度が200万円の予定です。内訳は、県補助金600万円、協議会負担金400万円のほか、立ち上げに限ってということでサンフロント2懇話会が特別に200万円を負担します。4年度については、システムのバージョンアップと運営を含めて800万の予算を県と活性化協議会が400万ずつ負担することが決定しています。5年度以降は、活性化協議会から400万の運営費を予定しています。同時に一部のコーナーを有料化し、積極的に広告出稿を募っていくことにより機能の充実をはかっていく計画です。

新サイトの特徴

 新しいサイトは、単なる観光情報のデータベース機能にとどまらず、伊豆の彩り豊かな旬の情報を積極的にアピールしていく広告媒体として編集していきます。すなわち、観光客の視点で全ての情報を料理し提供していくユーザーオリエンテッドの考え方を編集方針としているのです。観光客から見れば、伊豆はひとつであり、アクセスした時点での伊豆の旬の情報に触れたいわけです。いきなり行政単位である市町村からアクセスして、個別にデータを探っていく方法では、即伊豆の魅力を教えて欲しいと思っているお客のニーズにダイレクトに応えることにはなりません。お客のニーズに応える情報がスピーディに提供できることがヒット数を増やし、人気サイトになるか否かの分かれ道であり、伊豆の魅力を見せる読ませる、“雑誌の特集づくり”のノウハウが不可欠になってきます。
 そのため、ネット事業開発室の協力により専任編集者が年間を通じてユーザー動向を測りながら、伊豆の観光情報を編集していく体制を整えています。
 インターネットメディアは、情報の鮮度が生命線です。「新ゆうゆうネット伊豆」では、情報の時間管理を徹底し、期限切れの情報は自動的に削除されます。また、22市町村の観光情報の掘り起こしにおいても各地域との緊密なコミュニケーションにより、新鮮な情報の提供と情報に付加価値を付けることを継続的に行っていきます。こうした情報の発見、創造作業を通して、各地域の資源が常に観光の視点で見直されていくとともに、新世紀創造祭で掲げた「伊豆の自慢づくり」が文化として各市町村に根づき、地域の魅力のボトムアップに繋がっていくものと期待しています。
 また、アットエスとの連動により、一つの情報がアットエスやぐるぐるマップなどにもスタイルを変えて掲載されるため情報の発信力が飛躍的に高まってくるとともに、日進月歩の技術的な進化にも対応できる体力を備えることになります。来年には伊豆の現地に来た人たちへの情報サービスとして携帯電話を活用したモバイル化も実現していきたいと考えています。

画期的な官民連携 そしてゴールに向けて

 今回のプロジェクトは、民間団体であるサンフロント2懇話会が公的団体の事務局を担うかたちで参画し、主体的に取り組むという官民連携のかたちとしては画期的なものです。これも静岡県東部の広域連携を考えるというサンフロント2懇話会の活動趣旨から生まれたものであり、懇話会発足以来の懸案である伊豆観光活性化センターの実現に向けた第歩として位置づけられるものです。
 伊豆全体の観光マーケティングとプロモーションをリードしていく伊豆観光活性化センターは戦略論や組織論のみから生まれるものではなく、実践の積み上げから現実的に機能するかたちが見えてくるものでしょう。
 今回の観光情報サイト「新ゆうゆうネット伊豆」の開発、そして運営への参画を通して、ゴールとなるビジョンを描き出していきたいと思います。

内容を熱海市長に報告

 「NEWゆうゆうネット伊豆」がリニューアルして新たに「NEW悠々ネット伊豆」が今春からスタートすることになったのを受けて、昨年2月0日には、事務局をつとめるサンフロント2懇話会の運営委員長・羽野久雄羽野水産代表取締役社長とTESS委員長・西島昭男シード代表取締役社長らが観光活性化協議会会長の川口市雄熱海市長を訪ね、新しいサイトの詳細を報告した。
 また、この「NEWゆうゆうネット伊豆」の立ち上げにあたっては、県の全面的な支援があり実現の運びとなったことから、月にはサンフロント2懇話会代表幹事の岡野光喜スルガ銀行社長らが石川知事を訪ねて、これまでの経緯を報告すると共に感謝の意を伝える。


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