サンフロント21懇話会 静岡県東部地域の活性化を考える
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第7回富士地区分科会 平成14年2月10日(ホテルグランド富士)
地方工業都市の空洞化と今後の課題

基調講演とパネル討論

 サンフロント21懇話会(代表幹事・岡野光喜スルガ銀行社長)は2月19日、富士市平垣本町のホテルグランド富士で第7回富士地区分科会を開いた。「地方工業都市の空洞化と今後の課題」をテーマに、基調講演、パネルディスカッションを通じて、進行する空洞化の実態を見つめ、21世紀の企業の課題や富士地域の産業振興の在り方を探った。
 出席者は会員、行政担当者ら約200人。大石滋静岡新聞社代表取締役専務は「ものづくり県である静岡県に構造的な空洞化が生じている中、分科会を通して多くのヒントを得てほしい」とあいさつし、懇話会を代表して静岡銀行常務執行役員の高藤忠治氏は「討論の中でさまざまな挑戦を続ける企業のトップの方々に21世紀における新たな戦略を伺いたい」と述べた。開催地の鈴木尚富士市長は「空洞化は企業だけの問題ではなく我々自身の問題」と、行政の対応の在り方を探る決意を示した。
 基調講演ではスズキの鈴木修代表取締役会長が「経営について思うこと」と題し、日本のものづくりの危機を訴え、今こそものづくりの原点を見つめ直せと熱弁をふるった。
 パネルディスカッションは大坪檀静岡産業大学長をコーディネーターに、地元企業のトップら4人のパネリストが多彩な視点から持論を展開し、日本の変革が一刻の猶予も許されない状況を浮き彫りにした。

主催者代表あいさつ 静岡新聞社・代表取締役専務 大石 滋

サンフロント21懇話会は順調に8年目に入ろうとしています。この間、県東部を活性化させるために、各地で開く分科会などを通じて提言活動を続け実績もあげてまいりました。長年の懸案である伊豆観光情報センターをめぐる取り組みでは、この4月から伊豆地域観光活性化協議会が観光情報サイト『新ゆうゆうネット伊豆』をスタートさせるという形で実を結ぶことになりました。このように活動は、ますます活発になってきております。政治的には構造改革といっても何一つ効果のある具体的な活動がなく、今の株価の低迷など、これからどうなっていくのかという心配がありますが、厳しい時代ではあるけれども前向きに取り組んでいって頑張るしかないと思います。
本日のテーマは「地方工業都市の空洞化と今後の課題」であります。ものづくり県である本県に構造的な空洞化の懸念が高まる中、「ものづくりが廃れればわが国固有の文化も滅びる」とするスズキの鈴木修会長に基調講演をお願いしましたことは、誠に時宜を得たものと思っています。多くのヒントをいただけることを期待しております。


懇話会代表あいさつ 静岡銀行常務執行役員 高藤 忠治

 日ごろはサンフロント21懇話会の活動に対しまして大変温かいご支援をいただき、ありがとうございます。今経済情勢は大変厳しい状況にあり、ここに参加しておられる中小企業経営者の皆様方も心を痛めておられると思います。最近になって不良債権処理とデフレ対策と、股先のようなものがクローズアップされてきて、短期的に厳しい状況が続くだろうと思っております。
 富士地区の皆様方は起業家、進取の精神を持った事業家が大変多くいらっしゃいます。富士は工業出荷高でも全国有数の都市であります。そういう意味で本日は皆様方にとって大変興味深く、タイムリーな話題を提供してくれるだろうと思います。シンポジウムにつきましては、それぞれの分野でさまざまな、たぐいまれな挑戦を続けていらっしゃる企業のトップの方々にお願いしておりまして、2世紀における新たな戦略などを伺えるものと期待している次第でございます。ご参加の皆様方とともに、ますます元気な富士地区をつくっていくことを願っております。



開催地市長あいさつ 富士市長 鈴木 尚

 昨年暮れの市長選で多くの市民の皆様方の温かいご支援をいただき、第4代の富士市長として当選させていただくことができました。新世紀が動き始めた節目の時期に、富士市の舵取り役を任される重責に対し、身の引き締まる思いをしております。軸足を市民に置いた市政運営を心掛けて、明るく元気のある富士市のまちづくりにまい進する所存でございます。
 今日本の経済は出口の見えない不透明な状況にあります。工業都市富士市においても例外ではないと思います。本日は地方工業都市の空洞化がテーマだと伺っていますが、もはや空洞化は企業だけの問題ではなく、我々自身の問題としてとらえ、行政がどうかかわっていくべきかを問う時期に来ている、という指摘もあります。基調講演では日本のものづくりにこだわる鈴木会長から貴重なお話がお伺いできると思いますし、パネルディスカッションでは議論が深まって、これからの方向性を探るヒントが見えてくるものと大いに期待しております。



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