サンフロント21懇話会 静岡県東部地域の活性化を考える
トップ 最新情報 政策提言 活動内容 サンフロント21懇話会とは 飛躍 風は東から

活動内容
平成14年度の活動方針

活動報告
平成24年度
平成23年度
平成22年度
平成21年度
平成20年度
平成19年度
平成18年度
平成17年度
平成16年度
平成15年度
平成14年度
平成13年度
第9回伊豆地区分科会 平成14年7月9日(ニューフジヤホテル)
伊豆ブランドの確立に向けて 〜魅力ある観光・新産業づくり〜

基調講演とパネル討論

 サンフロント21懇話会(代表幹事・岡野光喜スルガ銀行社長)は7月9日、熱海市銀座町のニューフジヤホテルで第8回伊豆地区分科会を開いた。「伊豆ブランドの確立に向けて〜魅力ある観光・新産業づくり〜」をテーマに基調講演、パネルディスカッションを通じ、伊豆再生に向けて目指すべき観光の在り方や、新産業創出の方策を探った。
 会員、行政担当者、観光関係者ら200人余りが出席した。主催者を代表して山中崇弘静岡新聞社常務取締役が「提言活動が実を結び、新ゆうゆうネット伊豆の滑り出しは順調」とあいさつ。萩原聰治下田商工会議所会頭が懇話会を代表してあいさつし、「富士山麓先端健康産業集積構想の本格化で伊豆にも後背地としての役割が求められるだろう」と述べた。開催地の川口市雄熱海市長は伊豆地域観光活性化協議会の官民連携の取り組みを紹介し「再生のためには伊豆も熱海も変わらなければならない」と訴えた。
 基調講演の講師は経済評論家の竹内宏氏。「今世紀の伊豆、再生に向けて〜地域経済と観光〜」と題して歴史や文化、風土が地域経済の発展の方向を決めるという視点からものを見るべきなどと指摘したほか、伊豆の現状や現在成功している観光地の要件などを分析し今後の戦略を提案した。パネルディスカッションでは竹内氏をコーディネーターに立場の異なる4人の専門家が自説を述べたが、伊豆の現況に対する厳しい意見が相次いだ。

新ゆうゆうネット伊豆は提言活動の成果 静岡新聞社常務取締役 山中 崇弘

 サンフロント21懇話会もことしで8年目を迎えましたが、この間、東部地区、伊豆地区の活性化のために様々な提言活動をしてきました。ことし4月には伊豆地域観光活性化協議会の観光情報サイト『新ゆうゆうネット伊豆』が新たにスタートし、伊豆各地の旬の旅情報を網羅しているとあって大変人気が高く、アクセス数も順調に推移していると聞いています。これも会員の皆様方の温かなご支援とご理解の賜物と、改めて厚く御礼申し上げます。
 本日基調講演をされる経済評論家・竹内宏先生は清水市のご出身で、伊豆の活性化についても大変深いご関心をお持ちと伺っていますので、伊豆再生に向けて示唆に富んだ有益な話をお聞きできるのではと期待しています。パネルディスカッションでは地域経済や観光のスペシャリストの皆様方から率直なご意見をうかがえるのではと楽しみにしています。


新しい時代に向けた観光地の在り方を探りたい 下田商工会議所会頭 萩原 聰治

 日頃より懇話会の活動に対して温かいご支援をいただき、改めて感謝申し上げます。リニューアルされた『新ゆうゆうネット伊豆』がスタートしましたのも私ども懇話会の提言にご理解をいただいた結果と、大変喜ばしく思っています。また今年度からは県立静岡がんセンターの開院を契機に富士山麓先端健康産業集積構想も本格的に動き出します。この構想は豊富な温泉と恵まれた自然を持つ伊豆地域に、後背地としてさまざまな役割を求めてくることが考えられます。本会はこうした構想を踏まえながら、これからの伊豆地域の在り方について大きなヒントをいただけるのではないかと期待しています。伊豆は観光地としての魅力は十二分に備わっていて、ひと昔前と比べると随分様変わりもしていますが、なかなか客足は戻ってきていません。いま伊豆は新しい時代に向けた観光地としての在り方を、それぞれに模索しているところかもしれません。きょうの議論が、伊豆が再生に向けて新たな一歩を踏み出す契機になることを期待しております。


伊豆も熱海も変わらねば 熱海市長 川口 市雄

 一昨年、伊豆はひとつ、という合言葉で伊豆新世紀創造祭を22市町村で年間頑張り、新しい芽が色々出てきました。昨年、その後を引き継いで伊豆地域観光活性化協議会を立ち上げ、新バージョンとなった観光情報発信事業『新ゆうゆうネット伊豆』やフィルムコミッションに取り組んでいるほか、200年を目指して新しい伊豆の観光戦略を考えています。また今後の課題として、伊豆を観光経済特区にするための研究や、伊豆ナンバーの導入推進も進めていきたいと思っています。
 熱海は昨年から旅館・ホテルの宿泊客の数が少し伸びていますが、客単価が下がっているので依然として厳しい状況を脱していません。そんな中で再生のために「花と光とカジノ」を掲げてまちづくりを進めたいと考えています。やはり伊豆も熱海も変わらなければならず、特に熱海は男性の観光の街から女性の街にイメージチェンジをしていく必要があるのではと考えています。本日の会に大いに期待を寄せているところです。



▲ページトップ
入会案内お問い合わせ事務局案内リンク Copyright(c) SUNFRONT21.ALL RIGHTS RESERVED.