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県立静岡がんセンターが3月末、長泉町に竣工し9月に開院することになりました。これを契機に東部地域の振興を目指そうという「富士山麓先端健康産業集積構想」も3月中旬、戦略計画がまとまり、石川知事に計画書が提出されました。戦略計画には先端的研究開発の推進、新産業の創生と既存産業の活性化、医療・研究開発ネットワークの形成などが掲げられ、東部地域の将来に大きな影響を及ぼすことになってきそうです。
構想は国立遺伝学研究所や浜松医科大学、県立大学薬学部などと医療、医薬品メーカーの研究施設群との交流を刺激し、さらには伊豆地域を背景地とした健康関連産業を立地、育成するなど県全体を世界レベルで飛躍させる可能性をも秘めています。
サンフロント21懇話会としてもシンクタンクTESSを中心に、医療関連産業やビジネスの育成、都市基盤の整備はもとより、伊豆地域の温泉や景勝地などを活用した健康関連産業や教育環境・教育機関の整備それらを可能にするための街づくりなども含めて、構想の在り方を調査・研究していきます。
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静岡市・清水市合併協議会は3月20日、最終協議会を開いて両市の合併を決め、これを受けて両市議会は4月18日、それぞれ合併案を可決し、来年4月には新「静岡市」が誕生することとなりました。両市の合併は静岡県全体の行政水準の底上げだけでなく、東海地域全域の行政基盤の飛躍につながるものと見られています。
市町村合併は、住民の税金を最も効率よく使うための手段とも言われ、少子高齢化が進む中、行財政基盤の強化は喫緊の課題となっています。県内では静岡・清水地域以外にも合併に向けた様々な動きや研究が進んでいます。東部地域でも沼津、三島など3市5町でつくる「東部広域都市づくり研究会」が合併問題に踏み込んだ議論を始めたほか、伊豆や富士地域でも合併をめぐる議論が活発化しつつあります。しかし、特に東部地域では住民・市民の感心がいま一つ高まっていないのが現状で、それは合併後のイメージが描けないことにも大きな理由があると見られています。
懇話会では、地方分権時代の市町村行政の有り様を具体的に提示するなどの活動を通して、正念場を迎えている広域行政の具体化、東部拠点都市づくりの構築に向けて引き続き問題提起を重ねていきます。
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「新ゆうゆうネット伊豆」の運営・拡充と伊豆の観光振興への支援 |
システム
旅の目的にあわせて温泉、グルメ、マリンレジャーなどジャンルごとに検索でき、行き先を絞り込んでいく。スポットが決まると位置情報をりようじて目的地周辺のレストラン、土産物店などといった情報も選び出せる。オリジナルな旅行プランも作成できる実用的なサイト。
運営・拡充
この「新ゆうゆうネット伊豆」は伊豆の22市町村で組織する伊豆地域観光活性化協議会の観光情報サイト「ゆうゆうネットIZU」を全面的にリニューアルしたもので、4月からスタートあました。
サンフロント21懇話会の設立当初からの懸案である伊豆観光情報センターにもつながるサイトとの判断から、懇話会が運営を受託しました。
14年度は運営を軌道に乗せると共に、15年度に向けて内容の拡充に力をいれていきます。
併せて、伊豆の観光の振興策についての研究も継続し、課題となっているカジノ構想やグリーンツーリズム、温泉の新しい活用法などを取り上げながら、具体的な戦略プランを提言していきます。
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伊豆の振興策の一つですが、実現を求める声が多かったため、敢えて別項で掲げました。
“伊豆ナンバー”については、スクラムを組む三島、熱海、伊東、下田など19の市町村が国土交通省に要望しているほか、県も同様の要望書を出しています。
19市町村は、「継続的に伊豆を全国アピールしていくためにも伊豆ナンバーは是非必要!」としています。
懇話会としても、動く広告塔として全国で恒常的に伊豆をPRできる“伊豆ナンバー”の実現に取り組んでいきます。
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