サンフロント21懇話会 静岡県東部地域の活性化を考える
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第8回全体会 平成14年11月21日(みしまプラザホテル)
河合隼雄氏が記念講演

 サンフロント21懇話会(代表幹事・岡野光喜スルガ銀行社長)は昨年11月21日、三島市本町のみしまプラザホテルで第8回全体会を開き、文化庁長官の河合隼雄氏が「グローバリゼーションと日本の文化」と題して記念講演をした。
 全体会に先立ち開かれた運営委員会では、富士山麓ファルマバレー構想への支援や県東部の市町村合併への取り組みなど今年度の活動を点検し、来年度に向け意見を交換した。全体会には会員や行政関係者ら約200人が出席。主催者を代表して山中崇弘静岡新聞社常務取締役が「今は世界秩序の大転換を迎え日本人の生き方が問われる時。ご講演では大変時宜を得たお話が伺えるのでは」とあいさつし、懇話会を代表して岡野代表幹事が「伊豆の活性化や東部の市町村合併に向けて今年度開いた分科会やシンポジウムは反響を呼んだ。今後もこのような活動を続けたい」と述べた。開催地の小池政臣三島市長は挨拶の中で合併問題に触れ、市民の意向を確認した取り組みをしたいという姿勢を示した。
 記念講演で河合氏は、グローバリゼーションや文化はその背後にあるものを抜きには考えることができないが、日本人はそれを見落としたまま欧米の科学技術を取り入れ、成功したがためにかえって心に難しさを抱えてしまった、と指摘。「日本の文化を支えている非常に大事な単位としての家族が、今一番難しい。しかし心の使い方をみんなが考えたら、日本の文化はまだまだうまくいくのではないか」と語り掛けた。
 講演に引き続いて懇親会が開かれ、峰田武三島商工会議所会頭の発声で乾杯。親睦を深めた。


主催者代表あいさつ 静岡新聞社常務取締役 山中 崇弘

都市間競争にどう生き残るか 

社長から挨拶を申し上げるところだが、のどを痛めているので代わりに挨拶をさせていただきく。日頃はサンフロント21懇話会の活動に色々なご尽力をいただき厚く御礼申し上げたい。今年度は熱海市で伊豆地区分科会、西伊豆で夕陽を切り口にした観光振興のシンポジウムを開き、大変好評を博した。10月の東部地区分科会では70万政令指定都市を念頭に置いた市町村合併をテーマにし、パネリストの先生方にはこれから都市間競争が本格化する時代にどう生き残りを懸けるべきかということを中心に、色々な角度から将来を見据えた有意義なご提言をいただいた。
 本日は文化庁長官の河合隼雄先生をお迎えしてご講演をしていただくことになっている。河合長官はスイスのユング研究所に留学され、日本人では初めてユング派の精神分析家の資格を取得されたユング研究家の権威。グローバリゼーションが言われ、世界秩序の大転換の時代を迎えた今は、日本人がいかに生きるべきかが問われている時であり、時宜を得たお話が伺えるのではないかと楽しみにしている。


懇話会代表あいさつ スルガ銀行社長 岡野 光喜

伊豆半島に元気を

 サンフロント21懇話会の活動も8年が経過し、この間東部地区の活性化を目指して根気よく活動を続けられて来たのも、日頃の皆様の厚いご支援、ご指導の賜物と深く御礼を申し上げる。ことしはとにかく伊豆半島に元気を取り戻し観光の振興を推し進めようと、伊豆地区の分科会のほかに西伊豆地区でもシンポジウムを開催し、伊豆の再生を模索しようと行動してきた。東部地区の分科会では70万政令市について色々な議論が展開されたが、多くの方々からご意見をいただき刺激があったというお声も聞いているので、今後もこのようなことを続けていきたいと思っている。
 今回ご講演いただく河合隼雄先生は、日頃から価値の置き所を物から心にシフトしていかないといけないと力説されるとともに、市民が支える文化の大切さを強調されている。私どもは地域に根ざして地域の発展のために活動を展開しているという意味で、きょうのお話には大いに勇気づけられるのではないかと思っている。


開催地代表あいさつ 三島市長 小池 政臣

合併問題には市民の意向を反映した取り組みを

 本日は第8回の全体会をこの三島で催していただき有り難うございました。このサンフロント21懇話会には東部地域の特色あるまちづくりに大変実績を積んでいただいており、心から感謝申し上げる。私は今市長に再選したばかりで、そのキャッチフレーズは「三島に元気を」だった。この東部全体が冷え切っている中、元気をもたらすにはどうしたらよいか。是非一つ、皆様には色々な面でご指導いただきたく思っている。
 これからの行政の非常に大きな問題としては合併がある。まず首長があまり走ってはいけないと私は思っている。やはり下から機運が盛り上がってこないといけない。三島市では広報に合併のメリット、デメリットをシリーズで詳細に掲載し、市民の皆さんの意向をまとめていこうと考えている。本日は、水と緑と文化の都であるこの三島で文化庁長官の河合先生にご講演いただくのはこの上ない光栄だと思っている。



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