サンフロント21懇話会 静岡県東部地域の活性化を考える
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静岡空港視察見学会 平成14年11月7日
開港を前にフォーラム、現地視察

 2006年(平成18年)春に開港予定の静岡空港は、現在事業費ベースで6割程度まで建設工事が進んでいる。こうした中、開港を睨んでアジアとの交流拡大と地域戦略を考える「空港フォーラム」、建設現場の「視察見学会」と空港に関連する催しが相次いで実施された。

アジアも日帰り圏

 このうち「静岡空港フォーラム」は県の主催、サンフロント21懇話会の後援で11月7日、沼津市民文化センターで開かれた。
テーマは「アジアとの交流拡大と地域戦略」。基調講演をした大阪産業大学の今野修平教授は「空港は最も大切な社会資本のひとつ。100年のオーダーで地域の将来を考えてほしい」とした上で「これからは東アジア経済圏が世界の中心になる。これを支えるのは航空と海運。選べる空港がいくつかあれば上海も北京も日帰り圏になる」と空港の必要性を訴えた。
続いて開かれたパネル討論には鈴木八洲男矢崎総業取締役や渡井洋治郎静岡エアコミュータ社長ら4人が参加。鈴木氏は「アジアでも九州、東北でも日帰り出張の必要に迫られている。アクセス時間や交通費を考えても静岡空港はメリットがある。さらに高い医療水準と結びついた保養などを、これからの静岡の売りにしていこうと考えれば空港はより有効なものとなる」と期待を寄せた。渡井氏は小型ジェット機の運航コストが安くなったことなどを指摘し、「大手航空会社のすき間を狙い、静岡空港をベースに小型ジェット機を運航したい」と意欲を見せた。また、ルフトハンザドイツ航空に25年勤めたトライメディア・アカウントディレクターの大島慎子氏は「ヨーロッパでは空港まで1時間以上かかるというのは非常識。また着陸料を問題にする声もあるが、航空会社としては需要があれば飛行機を飛ばすので、あまり気にしなくてもよいと思う」と述べた。

空港建設地を視察

 翌週の11月13日には、サンフロント21懇話会の会員による「静岡空港現地視察見学会」が行われた。
県東部地域では今、富士山麓ファルマバレー構想が進められようとしており、富士山、伊豆半島等々世界的にも恵まれた観光資源を持っている。今回の視察見学会はこうした背景の中で、さらなるマーケットの拡大が期待されるため会員の要望を受けて実施された。
視察見学会には30人余が参加、JR沼津駅北口からバスで現地に向かった。車中では沼津から同乗した県空港建設局の熊澤位之理事からVTRを使っての概要説明を受け、1時間半ほどで現地に到着した。一行はまずビジターセンターを訪れ、静岡空港のジオラマ(模型台)を囲みながら空港施設の全体像や環境対策などを開いた。引き続いて総面積で190haにものぼる建設現場に出向き、空港本体の造成部分や代替農地、移転家屋などを見て回った。
この日は、案内役を務めてくれた空港建設事務所の職員によるハーモニカの生演奏に加え、建設地周辺に生息するオオタカも雄姿を見せ、サンフロント21懇話会一行を歓迎してくれた。
視察を終えた会員の間からは「建設現場を目の当たりにして、改めて空港の概要を認識した」「空港の必要性ももちろんだが、工事がここまで進んでいる現状ではもう建設を中止することは不可能で、使い勝手や利便性を考えるべき」といった声が聞かれ中には「滑走路が完成した頃にもう1度見に来たい」という会員も見られた。




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