サンフロント21懇話会 静岡県東部地域の活性化を考える
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第8回富士地区分科会 平成15年2月4日(フジロイアルプラザホテル)
価値づくり、人づくり

基調講演とパネル討論

 サンフロント21懇話会(代表幹事・岡野光喜スルガ銀行社長)は2月4日、富士市のフジロイアルプラザホテルで第8回富士地区分科会を開き、「価値づくり、人づくり」をテーマに基調講演やパネルディスカッションを行った。
 会員ら約200人が出席。主催者を代表して大石滋静岡新聞社代表取締役専務が「この地域はやはりものづくりが原点、と今回のテーマが決まった。様々なヒントを得てほしい」とあいさつし、懇話会を代表して石井利平富士商工会議所会頭が「ものづくりの大切さをここに生きる企業の人々は痛感している。熱い論議の中から新たな力が生まれることを期待する」と呼び掛けた。開催地の鈴木尚富士市長は地域経済の再生に向けた土地利用計画の見直しや新たな企業の誘致、既存の企業の支援について取り組みを述べ、「やってみなければ分からない。可能性があればまだまだ施策を打ち出したい」と意気込みを示した。
 基調講演の講師は東海大学教授の唐津一氏で、演題は「5年で変わる日本」。急激な変化でかえって見えにくい日本の現状を各種の基礎データから解説し、日本経済を支える技術力に陰りがないことを強調して悲観を戒め奮起を促した。パネルディスカッションでは大坪檀静岡産業大学学長の進行で、産業界出身の3人と鈴木善彦県教育委員会教育長が価値づくり、人づくりとは何か、我々が今まさにすべきことは何か、持論を展開した。


主催者代表あいさつ  静岡新聞社代表取締役専務 大石 滋

県東部の活性化を目指すことが第一

 サンフロント21懇話会の活動はこの春いよいよ9年目に入る。広域行政の推進、特に市町村合併はいよいよことしが正念場。富士山麓ファルマバレー構想も具体的な動きが見えてくるのではないかと思っている。
 我が国は経済が混迷の度を増して相変わらず閉塞感に満ち、特にものづくり県である本県はいっそう構造的に空洞化が進み、皆様方は大変危機感を持っておられる。そんな中で小柴さんと田中さんがノーベル賞を受賞され、これに勇気づけられた富士地区の運営委員の皆さんがやはりこの地域はものづくりが原点だ、とおっしゃって今日のテーマが決まったと伺っている。東海大学の唐津一先生はものづくりに携わる人なら知らない人はいないほどの権威の方。基調講演はもちろんその後のパネルディスカッションを通して様々なヒントが得られるのではないか。懇話会の目的は県東部の活性化である。皆様方の温かいご支援、ご協力をお願い致したい。


懇話会代表あいさつ 富士商工会議所会頭 石井 利平

ものづくりの大切さを痛感

 我が国の経済はバブル崩壊以来10年、なかなか混迷から脱せないままに新しい年を迎えた。デフレの動向、不良債権処理の行方、アメリカの対イラク武力行使がどうなるかなど、不確定な要素が大変多い。全体として経済が上を向いていくという期待が持てない状況下にある。こういった時代だからこそ、地方のパワー、地域からの再生がキーワードになる。この地域は富士山の豊かな恵みを受け、100年にわたってものづくりの産業が集積してきている。ものづくりの大切さをここに生きる企業の人々は痛感している。そういうことから本会のテーマも「価値づくり、人づくり」となったように聞いている。熱い論議の中から新たな力が生まれることを大いに期待する。
 サンフロント21懇話会は年を追うごとに活動も活発になり、これも皆様方のご協力によるものと深く感謝を致している。輝く東部、元気のある富士市を願いながら、ことしも地域の諸問題に積極果敢に挑戦してまいりたい。


開催地代表あいさつ 富士市長 鈴木 尚

工業都市富士の再生のため行政の責務を果たしたい

 今日はサンフロント21懇話会の第8回富士地区分科会をこの富士市で開催していただき、心から御礼申し上げる。私は昨年1月に就任し、平成14年度は富士市は経済再生モデル都市を目指そう、元気ある町をつくろうと申し上げてきた。富士は県下第2位の工業出荷高を誇る工業の町だが、平成3年から13年までに出荷高が約25%落ち込んでいる。
 私は行政にやるべきことがあったのではないかと考えて、平成6年に廃止されていた工業振興課を再び設置した。そして過日、凍結していた富士愛鷹山麓地域の環境管理計画の規制緩和と、企業立地促進条例の制定などを打ち出した。これらの施策により富士市のものづくりに新たな展開が開けてくると期待しているが、やってみなければ分からない。可能性があればまだまだ色々施策を打ち出したいと考えている。この分科会が皆様方にとっても我々自身にとっても、大きな一つの飛躍のきっかけになることをご期待申し上げる。




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