サンフロント21懇話会(代表幹事・岡野光喜スルガ銀行社長)の平成15年度総会は5月26日、沼津市上土町の沼津東急ホテルで開かれた。会員や首長、県議らが出席し、9年目の活動に向け決意を新たにした。
主催者を代表して松井純静岡新聞社・SBS静岡放送社長が「懇話会の提言は実を結びつつある。東部の活性化のために市町村合併についても推進したい」とあいさつ。懇話会を代表して岡野代表幹事が「ファルマバレー構想推進に向けた我々の提言が生き、静岡がんセンターの研究所に東工大が進出することが内定した。今後も東部の発展のため、地に足の着いた提言を考えたい」と支援を呼び掛けた。続いて岡野代表幹事を議長に選出して議事に移り、平成14年度決算、事業報告、15年度予算および事業計画が承認された。本年度の活動目標はファルマバレー構想への支援と研究、広域行政の推進、伊豆地域の振興(ウエルネス産業の創出)、富士・岳南地域の振興策への取り組み、の4点。
総会終了後の記念講演では、浜松ホトニクス社長の晝馬輝夫氏が「人類にはまだ知らないことできないことがいっぱいある」と題し人類未知未踏の領域を追究する精神の大切さを訴えた。石川嘉延静岡県知事は「地域の魅力をいかに高めるか」の題で静岡空港やファルマバレー構想を語った。最後に会場を移して懇親会も開かれ、会員相互の親睦を深めた。
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