サンフロント21懇話会 静岡県東部地域の活性化を考える
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第9回伊豆地区分科会 平成15年7月4日(ホテル聚楽)
伊豆観光の新展開 ― ウエルネスによる伊豆の活性化に向けて

 工学院大学教授・NPO「失敗学会」会長の畑村洋太郎氏を迎え、「失敗学のすすめ」と題して基調講演が行われた。「あんまりたくさん人が来て失敗の話しばかりしろというから逃げ出したくて、仕方がなくてNPOの失敗学会をつくった。1年間で会員が1200人にもなった」と畑村教授。技術の世界だけでなく、情報、金融、行政、政策など幅広い人たちを集めており、各界の関心の高さがうかがえる。会場に詰め掛けた人たちは具体的な事例を交えて説く畑村教授の話に聞き入り、「非常に参考になりました」という声が多かった。


基調講演とパネル討論

 サンフロント21懇話会(代表幹事・岡野光喜スルガ銀行社長)の第9回伊豆地区分科会が7月4日、伊東市岡のホテル聚楽で開かれた。「伊豆観光の新展開−ウエルネスによる伊豆の活性化に向けて」をテーマに今後の伊豆の方向性を探った。
 会員、観光関係者、行政担当者ら約250人が参加した。主催者を代表して大石滋静岡新聞社代表取締役専務が「ファルマバレー構想の波及効果は自ずとこの伊豆半島に及んでくる。こうした視点からウエルネスにスポットを当て新しい伊豆の観光を展望したい」とあいさつ。懇話会を代表して幹事の北岡貴人暖香園代表取締役社長が「伊豆に住んでいる人たちは伊豆の地が持つ癒しの効果にあまり気が付いていないが、この伊豆の可能性に向けて踏み出せれば幸いではないか」とあいさつし、開催地・伊東市の鈴木藤一郎市長は「ファルマバレー構想の中でウエルネスの部門はもう一つ浸透がされていない感じを受ける。このシンポで大いなるヒントが得られるのでは」と述べ、分科会での議論に期待を寄せた。
 基調講演の講師は(財)日本ウエルネス協会専務理事の古川文隆氏で、演題は「今、なぜ、ウエルネスなのか?−21世紀の健康づくりとまちづくりを考える−」。パネルディスカッションはサンフロント21懇話会TESS研究員の青山茂氏の進行で行われ、県立静岡がんセンターの山口建総長ら4人のパネリストに古川氏も加わって、ウエルネスという新しい価値観を共有し新たな伊豆の可能性を開くため、地域がなすべきことを話し合った。

主催者代表あいさつ 静岡新聞社代表取締役専務  大石 滋

 サンフロント21懇話会の活動も9年目に入った。この間、活力に満ちた東部、伊豆を目指し地道ながらも提言活動を続けて来ることができたのは皆様方のご支援ご協力の賜物と感謝申し上げる。さて東部ではいま、ファルマバレー構想が動き出した。長泉町に静岡がんセンターが開院したのを契機に医療、医薬品関連の研究施設や健康関連産業を集積させ新たな基幹産業の創出を図るファルマバレー構想の波及効果は、自ずとこの伊豆半島にも及んでくる。豊かな自然と温泉に恵まれたこの地域に健康関連産業の立地、育成といった役割が期待されているためで、分科会ではこうした視点からウエルネスにスポットを当てて、伊豆の新たなる観光を展望したい。活発な議論が展開されるものと期待している。
 長引く景気の低迷も加わりまだまだ厳しい状況が続いているが、こうした議論の積み重ねと皆様方が常日頃からお持ちの地域に寄せる熱い思いがあれば必ず新たな展望が開けてくると信じている。ご質問などを通して積極的にきょうの会に参加していただきたい。


懇話会代表あいさつ (株)暖香園 代表取締役社長 北岡 貴人

 日頃は懇話会の活動に対して暖かいご支援、ご協力を賜りお礼申し上げる。伊豆では伊豆地域観光活性化協議会の観光情報サイト「ゆうゆうネット伊豆」が昨年4月にリニューアルされ1年余りが経過したが、新鮮な情報と付加価値の豊かさからアクセス件数は以前の10倍にもなっており、各市町村や会員の皆様方に改めてお礼を申し上げたい。  本日の分科会はウエルネスによる伊豆の活性化がテーマだが、東部では今ファルマバレー構想が動き出し、静岡がんセンターを中心とした長泉町、清水町、三島、沼津両市だけではなく富士・富士宮地区、伊豆地区を含めた広範囲にわたってその波及効果が期待される。伊豆の観光産業と医療のネットワークづくりが推進される可能性が高く、新しい観光の在り方を考える最大のチャンスではないか。伊豆に住む人たちは伊豆の景観の素晴らしさ、温泉の質の高さがもたらす癒しの効果にあまり気が付いていないが、この伊豆の在り方、可能性に向けて踏み出しができれば幸いなことではないかと思っている。


開催地代表あいさつ 伊東市長 鈴木 藤一郎

 本日はサンフロント21懇話会の伊豆地区分科会を当市で開催いただき、地元を代表致してひと言お礼を申し上げる。東部では今ファルマバレー構想が第一歩を踏み出した所であり、リゾート機能を持つ伊豆地域のこれからの在り方にも大きな影響を及ぼしてくると予想される。伊東市でも平成12年2月に健康回復都市宣言を致し、以来健康保養事業をはじめとするウエルネスに主眼をおいた地域づくりを進めている。ファルマバレー構想の中でウエルネスの部門はまだ印象が薄く、もう一つ浸透されていない感じを受けるが、私もパネラーに指名されているのでその場で申し上げてみたい。  高齢化の時代を迎え、健康に対し国民の関心が多く寄せられている。このような状況の中で、伊豆の活性化についてウエルネスを使っての議論をしようときょうの分科会が開かれると聞いており、大いなるヒントが得られるのではないかと期待している。激しいうねりの中でこの伊豆地域がさらに元気になっていくため、実りある議論を期待する。



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