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第9回富士地区分科会 平成15年10月22日(三島市民文化会館)
〜健康増進・医療研究の交流拠点都市三島を目指して〜
「ファルマバレー構想の概要」を土居氏に聞く

東部地域を中心に新しい健康・医療分野の展開を図ろうというファルマバレー構想の講演会が10月22日、三島市民文化会館で開催された。健康づくりの新しい風を三島市からと、健康都市宣言を行い、健康・医療都市づくりを掲げる三島市とサンフロント21懇話会が共催して、この構想をより多くの人たちに知ってもらおうと静岡県理事で、健康福祉部技監の土居弘幸氏を講師に招いて開催したもので、土居氏は「ファルマバレー構想の概要」と題して、構想の理念から4月に静岡県が立ち上げたファルマバレーセンターを中心に、これからどう展開していくかまで詳しく語り、熱心な質問も出て、熱気が伝わる講演会となった。

 講演会では、三島市の小野収入役が主催者あいさつを行い、「今月10日に第1回ファルマバレー懇談会を開催し、構想への積極的な参加のあり方などを検討いただいたところです」と報告。現在、整備を進めている三島駅北口周辺を広域交流拠点として拡充を図り、この一角に「健康都市三島の創出に向けてファルマバレーセンターの機能の一部を誘致したい」とあいさつ。続いて土居氏が講演した。

構想推進の先頭に立っている土居氏は「ファルマバレー構想に携わって、自分自身がわくわくしながら仕事をしています」と語り、「県民の健康を増進して世界の健康福祉に貢献すると、目標を高く掲げ、分野は医療だけにとどまらずウエルネスの領域まで。そして世界レベルの研究を行って、いいものをつくって、それを産業に結びつけ、産業に結びつけるだけでなく、特色ある地域の発展を目指そうというのがファルマバレー構想の目標」と指摘した。そして「医療界の閉鎖性、権威主義」などの障壁を乗り越えるために、今年3月に「私たちは、患者・家族の視点に立ち、叡智をはぐくみ結集し、共に病と闘い、支え合い、健康社会の実現に貢献することを宣言します」というファルマバレー宣言を採択し、基本理念を明確に打ち出したという。「この宣言に賛同する人たちをイコールパートナーとして対等の議論を行い、協力しあって構想を進めましょうというのが、構想の理念」と強調した。

土居氏は、大学をはじめとする研究機関や静岡がんセンターを中心として医療機関などを総合した研究開発体制をつくり、県内の病院を結んだ臨床試験ネットワーク、県立大学などによる健康食品の開発、関連のベンチャー企業の支援、ウエルネス環境の整備やまちづくりの展開などを一つ一つ紹介し、今年のファルマバレーセンターの開設、臨床試験ネットワークの始動などを第1ステップに、来年からの統一電子カルテの導入やがんセンター研究所の開設などを第2ステップ、そして平成18年からを第3ステップとし東部市町村の一体的な発展を図っていく考えを示した。


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