懇話会も今春、10年目に入ります。今日まで皆様方からご協力、ご支援をいただきながらさまざまな活動に取り組み、多くの成果を上げることが出来ました。改めて厚く御礼申し上げます。
懇話会が進めている課題の中で、市町村合併の問題が来年3月の特例法の期限を前にいよいよ正念場を迎えます。また、ファルマバレー構想も医療、医薬関連の産業クラスターの形成のほか、ウエルネス産業と観光の振興を絡めて、動きが一段と活発になって来そうです。
さて、わが国の経済は厳しい状況が続きますが、トンネルの先に一筋の明るさがようやく見えてきた感じがします。ものづくり県・静岡県の屋台骨である製造業の健闘で県内経済も持ち直しの局面を迎えつつあるようです。しかし業種間、企業間ではまだまだ格差が見られ、決して楽観できる状況ではなく、県内経済は厳しい状況に置かれていますが、やはりものを生み出していくことで経済を活性化していくことが基本であり、大切なことであると思います。
本日のテーマは、「ものづくり 人づくり 街づくり」とさせていただきました。講演をお願いしました畑村洋太郎先生は、NPO失敗学会の会長で、テーマも「失敗学のすすめ」です。皆様、ご存知のように先生はまさに旬の方で、引っ張りだこでございますが、懇話会のために時間を割いていただきました。先生の体験を含めて失敗から学び取る貴重なお話がうかがえるものと、私も大変楽しみにやってまいりました。これから限られた時間ではありますが、皆さんにとりまして有意義な時間となりますようにお祈り申し上げ、また今後ともサンフロント21懇話会に対しましてますますのご協力とご支援をお願いいたしまして挨拶とさせていただきます。
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