惟村正弘氏
運輸審議会首席運輸審理官(前国土交通省観光地域振興課長)
生まれも育ちも富士宮で、両親は浅間大社のそばで乾物屋をやっております。高校が沼津東高でして私の友達も下田から伊東、熱海にいます。就職しましてからは沖縄県の勤務を皮切りに全国を点々としております。
前任の観光地域振興課長の時には、ビジット・ジャパン・キャンペーンの立ち上がりにタッチしました。役所は2年から3年でどんどん変わります。一つの政策で見ますと、タネを播く人、育てる人、そして最後に一番おいしいところを食らう人といいますが、ビジット・ジャパン・キャンペーンのメンバーの一人として私も種を播き、芽が出るまで育てたかなという自負があります。そういうことで、きょうここでお話させていただきたいと思います。
いろいろな地域を回らせていただき、各地域の観光協会、あるいは温泉組合の皆さんともお話しさせていただいておりますが、全体的に見まして観光は派手ですが、中小企業が多く、どの地域も観光で町おこし、地域おこしといっておりますが、その中心となっている観光業界、とくに旅館、ホテルの皆さんは苦しんでおります。その中で国際観光という新しいマーケットをめざしまして、どの地域もがんばっておりますので、この地域も一生懸命新しい市場をめざしていただければと思います。
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