「サンフロント21懇話会」の運営委員会(委員長・井口賢明あさひ総合法律事務所長)が9月7日、沼津市魚町のサンフロントビルで開かれた。今年懇話会が10周年を迎えたことから0周年記念事業を中心に協議した。懇話会のホームページ開設などとともに、来年、ヘルシンキで行われる技能五輪国際大会の視察旅行を計画することになったが、もう一つ記念事業を何にするかは結論を持ち越し、今後検討していく。
　運営委員会では、まず記念事業の第一弾として、懇話会のホームページを8月20日から開設したことが報告された。懇話会のホームページ開設は、代表幹事の岡野光喜スルガ銀行社長が5月の平成6年度総会で、「節目の0年目の一つの事業として、懇話会のホームページを立ち上げ、われわれの理念、提言、実現した内容を幅広く見ていただき、一つの新しい地域社会のあり方というものを示すことが出来ればありがたい」と提案。早速準備を進めてきた。ホームページには、懇話会の最新情報、静岡新聞紙上で展開してきた「風は東から」シリーズ、これまでの活動の記録、これまでに行ってきた政策提言などが紹介されている。
　また、懇話会のスタートを記念して土曜日のラジオ番組としてスタートしたSBSの「ラジオEAST」についてもSBSラジオと協議の結果、10周年を期して番組内に懇話会メンバーのコーナーを設けることになった。時間は約5分間で、懇話会メンバーが出演し、自社のPR、懇話会での活動や趣味などを話すことになり、早速10月2日の土曜日からスタートした。また、懇話会は、番組と協力して10周年記念のコンサートなどを企画し、特別番組として放送する方向で検討していくことになった。
　第0回全体会は、10周年記念の一環として検討されていたが、月22日、沼津市の沼津東急ホテルで、外交評論家の岡本行夫さんを招き、記念講演をお願いすることになった。もう一つの記念事業として海外視察が提案された。2007年に沼津で開催される｢技能五輪国際大会｣の直前大会となるヘルシンキ大会が来年5月に行われるため、ヘルシンキを中心とする海外視察を実施するというもので、今後具体的な日程などを検討していく。このほかにも、「0周年にふさわしい事業を」と意見があったが、結論が出なかったため今後、会員から意見を聞きながら検討を重ね、事業を詰めていく方針を確認した。
　運営委員会では、0周年を期して行われている会員増強活動の報告も行なわれた。会員増強活動は事務局などを中心に8月、9月に重点的に実施され、現在約40人が入会を承諾しており、会員数は300人の大台を回復する目途が立った。さらに増強活動を続けることが報告された。
なお、第0回東部地区分科会は0月25日、三島市のみしまプラザホテルで、「動き出したファルマバレー構想」(仮題)をテーマに講演とシンポジウムを行なうことを承認した。基調講演は慶応大学教授矢作恒雄さんを予定している。

※懇話会のホームページアドレス
http://www.sunfront21.org/