第39回技能五輪国際大会と第7回国際アビリンピックが同時開催されるので、それを総称して「2007年ユニバーサル技能五輪国際大会」と呼ぼうということになっています。
技能五輪国際大会は2年に回開かれる22歳以下の青年が技能を競う国際大会で、それぞれの国の職業訓練の振興とあわせて参加する青年技能者の国際交流と親善を図ることを目的にしています。2007年におきましては設立予定の財団法人日本組織委員会とワールド・スキルズとの共催になります。
第回大会から2年間毎年開催し、その後は奇数年に開催することになっています。わが国の参加は962年にスペインで開かれたときからで、8人の選手が参加し、いきなり金メダル5人、銀メダルが人で、8人中6人がメダルを取る鮮烈なデビューを果たしました。メダルの数と産業の動向とはかなり関連があるようにみえ、最近の日本はメダルの数も多くありません。
昨年のスイス大会では日本の金メダルの数は6個、一番が韓国で0個、2位が地元のスイスで8個ということで、日本は3位でした。韓国の取り組みは非常に熱心であり、ヨーロッパはものづくり技能を大切にしている国が多いのです。沼津大会を、わが国がもう一度「ものづくり立国」の復興に向けたきっかけに出来れば思っています。
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