明けましておめでとうございます。
サンフロント21懇話会の皆様には、健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
今日、私たちの社会は、急速な少子高齢化の進展や、それに伴う社会保障制度への不安、国・地方を通じる財政赤字など、克服すべき様々な課題を抱えております。
こうした中、私は、「富国有徳」の魅力ある地域づくりを基本理念として、県政運営に努めておりますが、この「富国有徳」の実現を一層強力に図っていくための手段として「創知協働」というスローガンを新たに提案したいと思います。
「創知協働」とは、人が生み出す知的価値を重視した「知の創造」と、いろいろな分野の人が力をあわせて活動する「協働」により、新しい産業の創出、集積を図るとともに、新たな国づくり、地域づくりを目指し、豊かさと有徳の志を兼ね備えた社会を実現しようとするものであり、このスローガンの下、より明るく豊かな未来を実現するための政策を積極的に展開してまいります。
県では、県政基本計画の静岡県総合計画7本柱に、環境、安心(健康)、安全、産業、交流、人づくり(教育)、文化・スポーツを掲げ、県民の皆様やNPO等との「協働、参加」を推進し、県民本位の生産性の高い健全な行財政運営を図りながら、それぞれのプロジェクトを戦略的政策展開してまいります。
その中でもこれらを支える産業基盤の強化は再重点課題であり、特に、産学官民連携によりる産業集積と新産業の創出では、東部のファルマバレー(富士山麓先端健康産業集積構想)、中部のフーズ・サイエンスヒルズ(食品・医薬品・化成品産業集積構想)、西部のフォトンバレー(光・電子技術関連産業集積推進)の県内3つの取り組みを効果的に推進・支援する「静岡トライアングルリサーチクラスター形成事業」を積極的に進めてまいりますので、サンフロント21懇話会の皆様には、引き続き県政への積極的な御参画をお願い申し上げますとともに、県東部地域の発展のためますますの御活躍を期待申し上げます。
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