サンフロント21懇話会 静岡県東部地域の活性化を考える
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活動内容
平成17年の活動方針

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平成17年度総会 平成17年5月17日(沼津東急ホテル)
技能五輪国際大会への支援など
平成7年度活動目標を承認
弁護士國廣正氏と石川嘉延知事が記念講演

サンフロント21懇話会 平成17年度総会開催

サンフロント21懇話会平成17年度総会開催

「サンフロント21懇話会」(代表幹事・岡野光喜スルガ銀行社長)の平成7年度総会が5月7日、沼津市大手町の沼津東急ホテルで開かれた。会員70人が参加し、平成7年度予算案とともに、ファルマバレー構想の推進支援強化や技能五輪国際大会への支援、市町村合併への取り組みなどを柱とする平成7年度事業計画を承認した。総会終了後、弁護士の國廣正氏が「企業の危機管理とコンプライアンス経営」、石川嘉延知事が「富国有徳 創知協働 しずおかの挑戦」と題して記念講演した。
 総会では、主催者を代表して大石滋静岡新聞社専務が「年を重ねるごとに懇話会に寄せられる期待はますます大きくなってきております。東部地区の更なる発展のために研究活動、提言活動を」とあいさつ。岡野代表幹事は「東部がさらに躍進し光り輝くように、会員の皆様と努力していきたい」と呼び掛けた。
続いて議事に入り、平成6年度の事業報告と決算を承認した後、井口賢明運営委員長が7年度事業計画を提案した。ファルマバレー構想推進に向けた支援をさらに強化し、同構想の一環として「かかりつけ湯」や、地域振興を絡めた「井上靖文学散歩道」事業にも積極的にかかわっていく、9年に沼津市での開催が決まっている第39回技能五輪国際大会への支援として、5月末にへルシンキで開かれる第38回大会へ視察団を派遣し、沼津大会のPRと会場の跡地利用の研究に努める。東部地域の観光振興については、国際化に対応した観光戦略の構築に力を入れる。市町村合併への取り組みでは、県東部への政令指定都市実現に向けた動きを継続すると述べた。総額2248万6027円の7年度予算とともに満場一致で承認された。

 


主催者代表あいさつ  静岡新聞社・代表取締役専務 大石 滋

静岡新聞社・代表取締役専務 大石 滋

おかげさまで、懇話会は平成7年発足以来0年を経過しまして年目に入りました。心新たにして活動してまいる覚悟でございます。
 懇話会の活動は、富士山麓ファルマバレー構想が具体的な活動に入り、月には医・工連携の拠点静岡がんセンター研究所が完成します。同じくウエルネス戦略に位置づけられている温泉を利用した「かかりつけ湯」構想も実現に向けて動き出しております。また、2年後には沼津で技能五輪国際大会が開催されることになっております。それらを踏まえ懇話会有志の方々がデンマークのサイエンスパーク、そしてヘルシンキで開催される今年の技能五輪を視察します。成果を期待しております。
 年を重ねるごとに懇話会に寄せられる期待はますます大きくなってきております。今後の東部地区の更なる発展のために研究活動、提言活動をしてまいりますが、会員の皆様方は今まで以上のお力添えを頂きたくお願い申し上げます。


懇話会代表あいさつ  スルガ銀行社長 岡野光喜

スルガ銀行社長 岡野光喜

 平成7年にサンフロントは発足しました。その当時、静岡県は西高東低といわれておりまして、東部も元気になるようにと活動を始めました。この間、広域行政の推進、伊豆の観光の振興、産業の振興という大きなテーマを掲げながら活動を続けてきました。会員の皆さんの増強も続け、現在では300人を超える規模になってきました。これからもさらに発展を続けていきたと思っています。
 今年度の目標ですが、技能五輪国際大会の支援が挙げられております。もう一つは合併推進の取り組み、3番目がファルマバレー構想の更なる推進、それから東部地域の観光振興ということについて、本年度も活動して行きたいと思っています。
 ヘルシンキの技能五輪国際大会には会員の9名の皆さんが大会と跡地利用の問題を研究するためにデンマーク、スエーデンのリサーチパークを視察することになっています。帰国後は7月の東部地域の分科会でどういう支援ができるのか、跡地利用をどうするか議論していただき、我々としての方向性を持って提言をしていきたと思っています。合併支援の取り組みにつきましては、4月末に「私達の地域の未来をもう一度考えてみませんか」という冊子を作成しました。東部地域の議員、首長、関係部署の方々にお送りさせていただき、皆さんと一緒に合併への取り組みの意義を考えて行きたいと思っています。
 年目も東部がさらに躍進し光り輝くように、会員の皆様と努力していきたいと思っております。
 


<サンフロント2懇話会平成17年度の活動目標>

総会で決まったサンフロント2懇話会の平成7年度活動目標の内容は次の通りです。

(1) ファルマバレー構想の推進に向け、支援を強化

静岡県が進めているファルマバレー構想は、医工連携の拠点となる静岡がんセンター研究所が17年11月に完成するほか、創薬探索センターや治験ネットワークも具体的な活動に入りました。懇話会としては、5月末に予定している北欧の先進事例の視察などを踏まえ、構想の推進に向けて、さらなる支援をしていきます。
ファルマバレー構想のウエルネス戦略の一つに位置づけられている「かかりつけ湯」も、モデル施設を選考するなど構想が動き出しました。懇話会では、全国的なブランドとして定着するまでバックアップしていきます。また、「井上靖文学散歩道」事業については、郷土の文学に関する資源を掘り起こし観光資源として活用することによって、観光活性化、地域振興を心の健康につなげていくといった視点から、作品の舞台となった各所に文学碑を設置するよう関係市町の首長に提言していきます。
富士宮地域を中心に進められている「フードバレー構想」についても、ファルマバレー構想の一環として捉え、食を通した地域振興、健康増進のため、推進に寄与していく予定でいます。
一方、少子高齢化とそれに伴う医療、福祉が大きな問題となってきていることから、介護予防事業についても温泉や観光とからめた研究をしていく計画でいます。

(2) 技能五輪国際大会への支援

県内では平成19年11月に、技能五輪国際大会と国際アビリンピック(国際障害者技能競技大会)が同時開催されます。このうち技能五輪国際大会は沼津市の門池地区が競技会場に予定されています。懇話会では、5月末に、フィンランドのヘルシンキで開催される技能五輪国際大会の視察を行い、競技についての理解と認識を深め、沼津での大会を積極的にPRしていきます。また、視察に併せて北欧のサイエンスパークを訪れ、競技会場の跡地には何が最適かを検討し、新たな起業につながっていく「学者村」のような構想を提言していきます。

(3) グローバル観光戦略を柱とした観光の振興

サンフロント21懇話会は、平成15年10月、海外からの観光誘客を狙いとする「静岡県グローバル観光戦略」を石川知事に提言しました。これを受け、昨年9月には戦略の推進に向けて官民一体となった勉強会が設立されました。懇話会では、国際化に対応した予約インフラの構築や受け入れサービス機能の充実、観光清報の表示一提供機能の見直しなど、さまざまな視点からグローバル観光戦略の実現をバックアップし、官民連携によって東部地域の観光の振興に寄与していきます。

(4) 市町村財政の危機的状況を訴え、合併を推進

東部地域では昨年4月、田方郡修善寺、天城湯ヶ島、中伊豆、土肥の4町が合併して「伊豆市」が誕生しました。今年4月には伊豆長岡、韮山、大仁の3町が合併して「伊豆の国市」が発足し、沼津市と田方郡戸田村も合併しました。このぼか、賀茂郡西伊豆町と賀茂村も合併して4月には新たな「西伊豆町」がスタートしました。しかし、この枠組みからは松崎町が抜け、伊豆南部の下田市、南伊豆町、河津町の合併も破綻しました。
県の中・西部に比べ、東部地域は合併を見送る市町が目立ち、合併に向けた足並みがながなか揃いません。7月には県西部12市町村が合併して大浜松市が誕生し、政令市に向けて準備を進めます。懇話会としては、このままでは市町村財政はいずれ破綻しかねない危機的な状況にあることを強く訴え、地域間競争に勝ち抜いていくためにも、合併の必要性を住民に呼びかけていきます。併せて、将来を見据え、高次の都市機能を備えた拠点都市のあり方を提示していきます。



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