平成17年4月1日より、伊豆長岡町・韮山町・大仁町は合併をし、新市「伊豆の国市」として発足いたしました。それにともないまして、4月24日市長選並びに市議会議員選が執行されました。
　市民皆様の温かいご支援ご協力を賜りまして、初代の市長として市政の舵取りを担うこととなりました。何卒よろしくお願いいたします。
　合併の話し合い、準備会 そして協議会と約2年に及ぶ3町の協議の中で、それぞれの持っている特徴や歴史、経緯によって、多くの相違点や体質的な違いが感じられました。こんなことから、本来の合併の効果を早期に求めるなら、速やかな一体化を進めることが、喫緊の課題と考えております。
　新市の「まちづくり基本構想の将来像」は、「自然を守り、文化を育み、魅力ある温泉健康都市」であります。新市の特色であります豊富な温泉と温暖な気候や地元産の安全な食べ物などを活用し、医学と組み合わせた予防医療や健康維持と介護予防などの新たな健康長寿、健康増進の取組みを、市民はもとより来訪者にも提案し、健康づくりの仕組みとともに産業振興や観光振興を進め、活力に満ちた「温泉健康都市」を目指します。
　地域の財産であります「狩野川」や「田方平野」を守り育て、先達の心を継承し、子子孫孫に誇れる新市を造る所存ですので、皆様方の温かいご理解とご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

　市民の皆様の力強いご支援と温かいご厚情を賜り、引き続き2期目の市政を担うこととなりました。皆様から寄せられました信頼ときたいにお応えするとともに、市民主体の市政運営を図るために決意を新たにするものです。
　さて、三位一体改革をはじめとする構造改革の推進など、今や変革と創造の時代を迎え、夢と希望に満ちた安心して暮らせる活力あるまちづくりが求められています。
　そのため、本市の将来都市像であります「緑きらきら、人いきいき、御殿場」を目指し、行政と市民、ボランティア、企業等の多様な主体との協働を基調として、各分野にわたる施策を積極的に推進してまいる所存であります。特に、子供からお年寄りまで誰もがふれ合える場として世代交流多目的施設の建設や生活道路の整備などに努めてまいります。
　本市は、本年で市政施行50周年の節目を迎えました。礎を築いていただいた先人のご尽力に深く感謝するとともに、新たな出発点として「いまできることは確実に実行していく」の姿勢で、飛躍する御殿場市を築いてまいります。