今年も半年が過ぎ、イラク情勢が少し落ち着いてきたかなと思った途端、きのう、ロンドンで大きな地下鉄の爆破テロが起きました。全く関係のない人たちを巻き込むテロにはただ憤りを覚えます。県内では昨日告示された知事選挙が、現職と新人の一騎打ちとなりました。 おかげさまでサンフロント2懇話会は年目を迎え、新たなスタートを切ることができました。今年度の活動目標として技能五輪国際大会への積極的支援、ファルマバレー構想の推進など4点を掲げています。この目標を達成するために5月末にサンフロントの9名の有志の方々がフィンランドのヘルシンキで開催された技能五輪大会を視察しました。そしてファルマバレー構想の参考にということで、先進国であるデンマークとスエーデンに足を伸ばしてこられました。 ハードな日程をこなし、夜まで議論を交わし、大変な盛り上がりだったと報告を受けております。技能五輪に焦点を当てて、大会の運営、リサーチパークの実現などについて考えてみたいというのが今日の趣旨です。井口運営委員長さんの視察報告、同行取材の増田記者の報告、そしてパネルディスカッションを予定しています。パネリストの4名の方には、視察を踏まえて、それぞれのお立場から貴重なご意見が伺えるものと楽しみにしております。 ものづくり静岡の再構築のきっかけとなる技能五輪国際大会と、医から食、健康増進、観光と幅広い分野に波及しますファルマバレー構想は、東部地域の発展の起爆剤となり、今後、地域経済を支えていく可能性を持った構想です。きょうのシンポジウムを通じて技能五輪の運営のあり方や皆さんのビジネスなどに大いに参考にしていただければ幸いです。
技能五輪国際大会ですが、私ども沼津市からもヘルシンキ大会には市長をはじめ、担当部局の職員ら数名を現地に派遣しまして、開催状況をつぶさに視察してまいりました。市長からもヘルシンキ大会は大変活気溢れるものであったと聞いております。 沼津市としても、いよいよ2年後に迫ってまいりました沼津の大会の成功に向けて気を引き締めて取り組んで行きたいと、思いを新たにしているところです。 7月1日に技能五輪の沼津市推進協議会を発足しました。産学官、そして市民も含め地域一体として取り組んでいく試みをしていくことにしております。また、会場になる門池地区ですが、東名のインターチェンジ、国道1号、246号などの道路が交錯する交通の要衝です。ファルマバレー構想の推進をしていく上でも、新しい地域振興機能を導入していくうえでも、大変有効なエリアになるんではないかと期待しております。 サンフロント2懇話会の皆様方には、技能五輪の沼津市推進協議会の会員としてご参加いただいております。市としても大変心強く感じているところです。技能五輪国際大会の成功と、これを契機として東部地域がさらに発展して参りますように、今後とも皆様方のご支援とご協力をお願い致します。