明けましておめでとうございます。
サンフロント21懇話会の皆様には、健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
現在、我が国では、いろいろな分野で取り組まれてきた改革が開花しはじめ、緩やかな景気回復が続き、ようやく将来に向けて明るい兆しが見えてきました。このように、皆が力を合わせて努力していくことによって少子高齢化や人口減少などにより見込まれる様々な課題を克服し、夢を抱ける未来を築いていくことは十分可能であると考えております。
私は、県政の基本理念に「富国有徳 創知協働」を掲げ、知恵による価値の創造と様々な分野の人々が力を合わせて活動する「協働」により、新しい産業の創出と集積、生活の質の向上を図り、だれもが未来に希望を持てる社会を目指して県政運営に当たっております。
特に、今年は、県民の皆様が、日本一暮らしやすい県だと実感できる県づくりを推進し、10の分野にわたる「県民くらし満足度日本一」への確かな道筋を付け、その実現に向けた元年にしたいと考えております。
中でも、県立静岡がんセンターを拠点とする、富士山麓先端産業集積プロジェクト(ファルマバレー)は、「健康長寿日本一」と「産業活力日本一」のそれぞれの鍵となるものであり、昨年11月に完成したがんセンター研究所の活用などを通じて、より一層力を入れて取り組んでまいります。
また、富士山の世界文化遺産への登録に向けた取組についても「自然環境日本一」の象徴として、地元の企業、団体、市町の皆様と力を合わせて活動してまいりたいと考えておりますので、サンフロント21懇話会の皆様には、引き続き県政への積極的な御参画をお願い申し上げますとともに、県東部地域の発展のためますますの御活躍を期待申し上げます。
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