■第14回伊豆地区分科会 平成20年10月31日(金)開催
静岡空港の開港がよい方向へとターニングポイントになるのではという気がしておりましたが、ちょっと開港が遅れるということで残念な気がします。そういう状況ではありますが、予定通り「富士山静岡空港カウントダウンシンポジウム」を開催したいと思います。開港延期の会見があった直後で、正直、ちょっとタイミングが悪いという感じがしますが、逆にきょうのシンポジウム、一日も早い開港を願うという意味で意義があるのではないかと私はとらえていきたいと思っております。 伊豆地区におきましては、静岡空港の開港は観光の経済産業構造を変化させるチャンスととらえ地域産業の振興にとって大きな影響を与えるのは間違いないと思います。そこで第1部では最新報告の形で静岡県空港部の松井さんと静岡県観光協会の今井さんからそれぞれお話をいただきます。第2部のパネルディスカッションでは「富士山静岡空港の開港を伊豆観光の新たな発展につなげるために」と題してシードの青山氏にコーディネーターをお願いし、秋田二次アクセスを進める会会長の若杉さん、全日空の鹿野内さん、伊豆の国市観光協会長の安田さん、そして今井さんにも加わっていただき、4人にパネリストをお願いしました。 伊豆観光の発展に工夫と仕掛けが必要となっています。開港時期は先に延びましたが、空港は観光伊豆の命運がかかっていると言っても過言ではないと思います。活発な議論が繰り広げられると期待しております。
伊豆地区分科会の開催は今回で14回目となります。ご案内のように毎回、観光をテーマに議論を深めてまいりましたが、今回はサンフロント21懇話会の年間テーマであります富士山静岡空港開港に伴う地域振興を地区別に落とし込んだシンポジウムを計画し、東部地区では来年の2月、富士地区は来年3月に行う予定です。どうぞ期待していただきたいと思います。 静岡県の空港開港に伴い伊豆地区を点から線に結びつける二次交通が非常に重要視されておりますが、本日のパネリストには空港と観光地を結ぶ商品開発に取り組む秋田二次アクセスを進める会会長の若杉さんに秋田県よりはるばるお越しいただいております。せっかくの機会でございますので、その辺の知恵をお聞かせいただければありがたいと思います。また特に伊豆観光推進協議会におきましては、着地型旅行のコースを模索しております。すでにコースを検討している中で、静岡空港が中心になっているわけですが、静岡空港を中心として着地型旅行の模索をして、三島から富士まで一緒に検討会を重ねております。今、各所で着地型旅行が叫ばれておりますが、是非、二次交通も含めて皆さん方にご意見をいただければと思います。
伊豆の国市にようこそおいでいただきました。今日のテーマであります富士山静岡空港につきましては、この地域で最も期待しております伊豆半島の活性化のために大きな提案をいただきたいと思いますのでよろしくお願い致します。市長が昨日から九州の霧島で温泉フォーラムに出かけておりますので、市長より預かってきました分科会に寄せる思いをご披露をさせていただきます。 <伊豆の国市 望月良和市長のメッセージ> 「ご承知の通り富士山静岡空港につきましては来年3月に開港予定でありましたが、遅くとも7月に延期されることになりました。この延期による影響は様々な分野で出てくると思いますが、ご関係の皆さんのご努力によって1日も早く開港の日を迎えることができると信じております。開港は少し遅れることになりましたが、本日のタイトルにありますようにカウントダウンの状況下であることは間違いありません。この伊豆半島地域は県内で最もポテンシャルの高い観光地でありますが、空港と観光地をどのように結び付けていくかという点では、まだ見えていないものがあると感じております。そうした意味でも各分野から関係者の皆さんにも参加をいただき、このようなシンポジウムが開催されることを大変に意味のあることだと思っております。皆様の忌憚ないご意見をよろしくお願い致します。」