■第14回全体会 平成20年12月15日開催
「富士山静岡空港の利活用と差別化戦略」を 共通総合テーマとする平成21年度活動方針案を 運営委員会で協議
お忙しい中、全体会にご出席いただきましてありがとうございます。 最近ある人が言っていましたが、この先、経済はどうなるんだという話は大変難しい。というのは為替一つ取りましても果たしてどこまで円高になるのか、円安傾向に行くのか、何が起こるか分からない。株価にしてもそうです。果たして8千円台がどうなるのか。考えてみれば一番のピーク時には3万8千円くらいしていた株価なんですが、8千円台を割るようなことになっていまして、なかなか経済については論評できないということです。また政治についても何が起こるか分からないということでありまして、論評を差し控えているのが昨今の事情だということになっています。 さて、きょうは佐高先生の基調講演で「平熱の思想家福沢諭吉」ということで、ある意味では大変タイムリーな話ではないかと思っています。福沢諭吉は、ご存知のように慶応の創設者で、その精神は全国津々浦々に行きわたっているわけです。先だって、今、上映中の「私は貝になりたい」という映画、これは私どもも若干お金を出して制作したんですが、その監督をやっているのが福沢諭吉のひ孫になる人で、TBSにいるんですが、彼の話を聞きました。慶応でラクビーをやっていた男で、ファイトのある面白い男ですが、こういう時にこそやはり明治という偉大な時代を切り開いた先駆者のお話を聞けるというのは、いろいろな意味において参考になるのではないかなと思います。
昨今の様々な動きをみますと、本当に日本はどうなってしまうのかという時期に、これだけ多くの方に足をお運びいただき、ありがとうございます。日頃は皆様方におかれましては、サンフロント21懇話会の運営につきましてご支援、ご協力いただきましてありがとうございます。 さて、本年度ですが、5月に平成20年度総会、7月に沼津市で東部地区分科会、10月に伊豆の国市で伊豆地区分科会を開催しました。総会には千葉商科大学の島田学長をお招きし、「日本経済の展望と地域経済の活性化」と題して講演していただきました。東部地区分科会では、国の新しい姿を求め審議が進められている道州制をテーマに「道州制って何〜明日の都市づくりを考える」と題して議論を深めました。基調講演ではPHP総合研究所社長の江口克彦様をお迎えし「地域主権型の道州制」というテーマで講演をいただき、パネルディスカッションでは県の企画部長から今年7月に決定された国土形成計画と道州制についてのご説明があり、静岡県は中部圏と首都圏の両方に首を突っ込んで議論を進めているというご説明がありました。そして、10月の伊豆地区分科会では「富士山静岡空港開港カウントダウンシンポジウム」と位置づけ、開港が迫る富士山静岡空港を県東部地区の発展にどうつなげていくか―をテーマに2部構成で実施し、1部では最新報告会とし2名によるプレゼンテーションが行われ、2部では「富士山静岡空港を伊豆観光の新たな発展につなげるために」と題して4名によるパネルディスカッションが展開され、今後どのような工夫や仕掛けが必要かを議論しました。 本日は全体会前に運営員会を開催しまして平成21年度の活動方針案などについて協議をしました。方針案が固まり次第皆様方にもお示ししたいと存じます。