(株)東平商会 代表取締役会長 山本 英一
大正14年7月16日生まれ
新年おめでとうございます。
新しい年を迎えて、大変の幕開けというのが実感です。この危機を乗り越えるために、懇話会会員として行動すべき共通のマニフェストを考えてみました。
BRIC'S諸国の台頭著しく、日本経済は海外貿易に強く依存しているだけに、国際競争に打ち勝つ体質を再構築しない限り、日本経済を支える企業の海外移転が加速するだけでないだろうか。明治維新以来築き上げてきた日本の国家の仕組は日本経済の高度成長をもたらしたが、近年来その仕組が阻害要因になった。政府はおくればせながら道州制の導入による地方への権限移譲、官僚主導の政治体制の改革、省庁への縮小、再編成、衆参両院の議員定数の削減など、生き残りのための手を打ち始めた。
しかし私達の東部地域は下から盛り上げる努力は無策に近い。市町の広域合併、政令指定都市化は地域エゴに阻まれて遅々として進んでいない。県の基盤整備に対する投資は中部西部に片寄っている。大学もない。特に伊豆半島の観光温泉地域に公共投資の大幅増加による経済基盤整備の促進、官業の大幅民営化、新規分野の開拓への大幅助成、官民一体となってBRIC'S地域への市場開拓、等々、以上の目標を数値化して、地域のコストダウンを計ってこそ、東部地域の国際競争力がつき、産業が育ってゆくのではないでしょうか。
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