サンフロント21懇話会 静岡県東部地域の活性化を考える
トップ 最新情報 政策提言 活動内容 サンフロント21懇話会とは 飛躍 風は東から

活動内容
平成22年度の活動方針

活動報告
平成22年度
平成21年度
平成20年度
平成19年度
平成18年度
平成17年度
平成16年度
平成15年度
平成14年度
平成13年度
2010年度活動目標

 総会で承認された2010年度の活動目標は、「広域行政の推進支援」「ファルマバレープロジェクトの推進支援」「東部地区におけるコンベンション機能の推進」「富士・箱根・伊豆を束ねた広域観光の促進」の4テーマ。 各テーマの概要は次の通りです。


広域行政の推進支援

 「中央集権から地方分権に!」と鳩山政権が唱える新たな国家像は、どこまで現実味を帯びてくるだろうか。「基礎的自治体」が、その第一歩となりうるのか、大いに議論を重ねる時期が来た。市や町は、これまで以上に財政的な健全性と力量が求められる。それに加え地域が結束し、広域での行政を行うことこそが基礎的自治体の導入に対する早道となるだろう。地域同士が横断的に抱えている問題点を補完し合い、生活者に安心、安全、そして夢を与えることこそが広域行政のあるべき姿ではないか。なかでも静岡県東部の主要都市である沼津市と三島市が核となり、周辺市町とも結束し、スピード感をもって県中部、西部に続く政令市を早期に実現させることが今、強く求められている。サンフロント21懇話会としても、政令市実現に向けた独自のシミュレーションを研究していく。また、伊豆地区の抱える問題点をさらに研究する。過疎化、少子化、財政難などマイナス要因はあるが、伊豆の歴史的な財産を守っていかなければならない。伊豆半島を大きな塊としてブランド化していくことが伊豆観光の生き残る道ではないか。伊豆復権も探りたい。


ファルマバレープロジェクトの推進支援

 静岡県東部を中心に、恵まれた交通インフラや自然環境、健康関連産業の集積を背景に、世界レベルの高度医療・技術開発を目指して先端的な研究開発を促進し、医療からウエルネス産業にいたる先端健康産業の振興と集積を図るプロジェクトだが、2007年に策定した第2次戦略計画の最終年を今年迎える。健康基盤づくり・健康ものづくり・健康まちづくり・ひとづくり・世界に向けての5つの戦略を掲げたこのプロジェクトを検証するきっかけとしたい。現在、米ハーバード大学の土居教授らが中心となって進めているソーシャル・キャピタルと地域住民の健康度との関連分析などの研究や、伊豆における「かかりつけ湯」などウエルネスツーリズムの発展にもつなげていきたい。懇話会としても、これまでの研究成果や今後の課題を丁寧に取り上げていき、プロジェクトを支援していく。


東部地区におけるコンベンション機能の促進

 静岡県東部の広域的な交流機能を高めるための中核的施設として大型のコンベンション会場と、新たな展示イベントホールなどをもつ多機能型コンベンション施設「東部コンベンション」がJR沼津駅北口周辺に計画されている。補完施設として市民交流施設や行政サービス施設、駐車場などを整備し、民間活力を導入したホテルやマンション、オフィスなどを誘致する計画が進められている。装置の充実と機能の多様化が最も重要であり、周辺市町に及ぼす効果は計り知れない。富士山静岡空港が開港し、国内外から来られるお客様をいかにもてなすかも重要な要素となる。今後はアフターコンベンションも視野に入れた連携も必要となる。この機能をどう売り込んでいくか、また、沼津市での鉄道高架事業とも大いに関係してくるだけに民意を尊重した合意形成が求められる。


富士、箱根、伊豆を束ねた広域観光の促進

 広域な視点で観光を考える時代が来た。富士、箱根、伊豆を束ねた広域観光戦略である。それに勢いをつける大きな動きこそが富士山静岡空港の開港である。海外からの外国人旅行者(インバウンド)と国内遠隔地からの旅行者が静岡空港に降り立つ。その足を、いかに県東部に向けさせ富士、箱根、伊豆の観光にまで持っていけるかが最大の課題である。2次アクセスの整備、特に期待される伊豆縦貫道(構成する東駿河湾環状道の部分共用開始)や着地型商品の開発などが急務となっている。国内外の有力観光地、テーマパークなどとの地域間、施設間の競争は激化する一方で、これから確固としたオリジナルの観光戦略を打ち出さなければならない。前年度に引き続き、伊豆のにぎわいを取り戻すための新たな方策を考えていく。また、富士・富士宮地区と山梨県をエリアとした「環富士山」構想において新たな観光誘客作戦が求められるなか、既に実績がある「富士山一周ドリームウオーク」「富士登山駅伝競走大会」、そして「Mt.FUJIエコサイクリング」などの大型スポーツイベントの支援と新たなスポーツ・コンベンションの可能性を追求し、「スポーツ観光」の確立に向けた提案をしていく。



▲ページトップ
入会案内お問い合わせ事務局案内リンク Copyright(c) SUNFRONT21.ALL RIGHTS RESERVED.