「中央集権から地方分権に!」と鳩山政権が唱える新たな国家像は、どこまで現実味を帯びてくるだろうか。「基礎的自治体」が、その第一歩となりうるのか、大いに議論を重ねる時期が来た。市や町は、これまで以上に財政的な健全性と力量が求められる。それに加え地域が結束し、広域での行政を行うことこそが基礎的自治体の導入に対する早道となるだろう。地域同士が横断的に抱えている問題点を補完し合い、生活者に安心、安全、そして夢を与えることこそが広域行政のあるべき姿ではないか。なかでも静岡県東部の主要都市である沼津市と三島市が核となり、周辺市町とも結束し、スピード感をもって県中部、西部に続く政令市を早期に実現させることが今、強く求められている。サンフロント21懇話会としても、政令市実現に向けた独自のシミュレーションを研究していく。また、伊豆地区の抱える問題点をさらに研究する。過疎化、少子化、財政難などマイナス要因はあるが、伊豆の歴史的な財産を守っていかなければならない。伊豆半島を大きな塊としてブランド化していくことが伊豆観光の生き残る道ではないか。伊豆復権も探りたい。
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