青山
東條さんのご講演を通してはっきり分かったことはコンベンションとは経済活動誘発のための産業政策であり、施設というのはきっかけに過ぎない、都市づくりとはまさに都市を挙げて経済活動を誘発するための受け皿を作っていくということです。
パネルディスカッションではキラメッセの12年間の歩みを検証し、平成26年夏に完全オープンする新生キラメッセの可能性と新たな役割、そのためにすべきことを議論していきます。パネリストをお願いしました東京電力執行役員沼津支店長の栃木さんは震災復興など諸般の事情によりご欠席をやむなくされましたが、事前にお話をうかがっていますので栃木さんのご発言も適宜織り込みながら進めさせていただきます。
今、手元に平成8年にサンフロント21懇話会が当時の沼津市長、県知事に提出した提言書があります。内容をちょっとみますと「このままでは東部が危ない」とあります。東部には静岡や浜松にあるような大規模イベント施設がない、格差も甚だしいと指摘しています。沼津市ではこの提言が想定外のところから降ってきたと受け止めた方もあったようですが、内村さんはそのころ沼津市の係長であり、キラメッセの建築、運営に携わって来られました。当時の率直な感想、その後のご苦労も含めてキラメッセが高次都市機能を担い、生活圏域を超えた地域の幅広い方々にサービスを提供する施設としてどのような役割を果たし得たか、またそれがうまくいった要因は何か、聞かせてください。
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